席は譲り合って座りましょう
何その爽やかスマイル!!
え? だって、やっと分かってもらえたかなと
唐突過ぎてワケが分かりませんって!!
………………
「はああぁぁぁあ〜〜〜」
本日7回目の超特大溜め息。
この溜め息とともに、あの記憶もどっかにすっ飛んで行けばいいのに。
「なに〜? 物憂げな溜め息。さては幼馴染の彼と何か進展があったな」
う、ヤバ。図星だ。
いや、こういう時こそ落ち着いて対処すれば、金輪際変なウワサとはおさらばさ。
「いやいや、大学どこにしようかなーって事で悩んでたの。流石に東京大学レベルまでは頭良くないからねぇ」
「えぇ〜!? 嘘だぁー、東大いけるって、紀陽なら。いっその事東條君と一緒に行けば??」
結局そこに戻るんかい!! 折角話題逸らしたのに……。
「無理無理、同じ東大なら私は東北大学にするね」
「あ、そっちの東大?」
結局今朝は恥ずかしすぎて慶の顔も見ずに、一本早い電車で来ちゃったし。
メールの返信も、超そっけない絵文字もデコメもないメールになってたし。
・・・引きずり過ぎ、かな…?
「・・・パイ、先輩!!」
「はいぃっ! なんでしょーか!?」
記憶の世界にどっぷり浸かっていたので、いきなり後輩の声が聞こえてきてビックリした。
「どうしたんですか? さっきからボーっとしてますけど…」
「あ、いや。期末テストの英語の出来が気になって。2,3個単語の綴り間違えたような気がするからさー」
咄嗟にもっともらしい嘘を吐けて良かった・・・ギリギリセーフ。
「先輩なら大丈夫でしょう、それより部活終わったら先輩に話があるって言ってきた人が居て」
「え? どんな人??」
ヤーな予感・・・。
「えーと、名前は言わなかったんですけど超頭悪い私立高校の制服着てましたよ。パッと見、先輩たちと同じ学年に見えましたけど」
・・・心当たり、無いなァ・・・。
「あたしは良い印象受けなかったですけど。イマドキ女子高生で金髪って意外とレアでしょうね」
「・・・そりゃ良い印象じゃないわ(汗」
大人は女子高生で不良って言うと、まず真っ先に金髪を思い浮かべるかもしれないけれど、日本人には金髪が似合わないようになってるんだよ!!
気色悪いだけだっつの!!
「えー、で。ソイツなんか他に言ってた?」
「いや、特には。怒ってるっぽい雰囲気でしたよ、東條先輩にも一緒に居てもらった方がいいんじゃないですか」
うー…ん、アイツ絶対知らせろって言いそうだけど、個人的には面倒くさいからそういうのと関わりたくないんだよなぁ。
「いや、こういうのはきっとボコされるのがオチなんだよ、きっと。だから、気付かれない内にさっさと帰るよ」
「・・・そうですね、早退します? 先生に言っときますよ」
「マジで? やった、ありがと。じゃあそういうことで」
後輩の申し出をありがたく受け取って、私はエナメルバッグを肩に担いだ。
いやー夏休みの後半って、大抵宿題終わってメチャメチャ暇か、宿題全く手をつけてなくててんやわんやな時とありますよね。
ちなみに今、日向夏は後者のほうです(笑)
小説更新してるヒマあったら宿題しろ!!(大爆笑)