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犯行者の仮面(仮)

【作者より念押し(?)の前書き】

※当作品は事実とは全く関係ありません。ただの思いつきであってくれぐれも間違っても実行しようとは思わないように。




【あらすじ】

コロナのような感染症が流行っている20XX年。

刺殺されたと見られる男の死体が見つかった。

警察は捜査を進めるが、防犯カメラが捉えていた犯人の姿は、今ではよく見かける青いスポーツウェアに白いキャップ、100均のサングラス、そして政府の配布したマスクに白い靴の男の姿だった。

靴裏を鑑定しても、靴はあえて選んだように擦り切れており、男の身長は近場にあった石垣と比較して170センチ程度と見られ、捜査は難航するばかりだった。


【第一幕】

ほんの数ヶ月前まで国庫の借金返済が新聞に大きく載せられていた。それが今は世界を賑わす感染症が毎日のように一面を飾っている。


「まさか国がマスクを配るなんてな。ったくいくらかけてんだよ。俺らの汗水でできた税金の大切さをわかっちゃいねーんだからな、お偉いさんは」


午後0時。そんな少し前まで当たり前だったサラリーマンの声が、駅のホームにちらほらとだけ響いている。その言葉を取り上げてみると、その点で俺は少数派かもしれない。こんなご時世というのに、マスクを配る政府に俺は感謝している。


ところで俺は今日昨日と何時間もこのホームの椅子に座って、新聞に視線を落としている。午後0時5分発の電車に乗って、隣駅まで行くとそこでトイレに行って30分後の電車に乗ってまた戻ってくる。

なにをというのも、そうだな。言葉を選べば視察というやつをしている。だがこんなのは珍しいことではないように思える。

どこのカフェも騒がしく、かと言って飲食店の店員は何時間も待ってやっと一人入るような客に無意識に目を向けていたたまらない気持ちになった客を追い出していく。そのところでいうと、ホームは静かなのだ。加えてホームはこの暑さでも涼しい。行き来で見かけるスポーツウェアを着た人たちよりずっと快適でいられるのだ。

だから俺以外にもそうして何時間もホームに居座る人は、今日も2、3人いるのである。


『…白線の内側まで…』


普段と変わらない女性のアナウンスで、5分発の電車が着いた。

いろいろな小道具の入った大きめのリュックに、広げていた新聞紙を入れ、背負う。


『閉まるドアにご注意ください』


また女性のアナウンスが聞こえてくる。




【第二幕ー現在はまだめどは立っておりません】

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