後悔
「あなたとは付き合えない。」
「あなたのことはずっと好きじゃなかった」
電話から聞いた言葉をいまでもはっきり覚えている。
どれだけ自分が相手のことを好きでもその思いは届かない。
頭ではわかっている。理解している。
なにがいけなかったのかのかは考えるまでもない。
自分自身で手を離したものは2度と元に戻らない。
自分が望んだものは夢の中でしか手に入らないんだ。
その後悔をあと何度すれば気づくのだろう。
自分にとっての大切なものはなんだ?
地球にとって一人の人間なんてどうでもいいものなんだ。
自分のことがわかるのは自分だけ。
だれになにを遠慮している?
選択はたいしたことではない。
結果は自分にしか変えることはできない。
ならばもうやめよう。
自分の気持ちをだれかのせいにして後悔することはもう。
前に進むんだ。
人は元々幸せなんて求めるようにできてないんだ。
ならば、自分がなにが好きで、だれが好きで
なにをしたいか、誰のことを守りたいのか。
だれと一緒にいたいのか。
今もう手に入っているはずだ。
手を離してはいけないよ。
次にその手を離すのは
命が燃え尽きたとき。
それでいいんだ。
後悔したからこそわかったんだよ。
人生に無駄なことはひとつもない。
人生には無駄なことしかない。
どっちの意見も正しいんだ。
その時々で考え方も変わるだろう。
それでいいんだよ。