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8話、7歳編01アリス

7歳編 アリス


01


なんか最近お父様の機嫌が悪い、モンスターの間


引き遠征して帰って来てから、機嫌が悪いので魔


法の訓練中に相手をしてもらっている時に、聞い


てみた


『じつは、ソラがセラを連れて何処にいなくなっ


たんだ、メイガンが嫉妬するから隠れ家を与えた


んだが遠征して帰って来たら、置き手紙が置いて


あってな、探さないでくださいって書いてあって


な、心配なんだよ』


お父様はかなりがっかりしながら説明した


『私まだ妹と一回も会って無いんですけど、お母


様の機嫌悪くなったらソラさんに悪いと思って会


わないようにしていたんですけど、確かにそれは


マズイですね、心配ですし、ちょと人を使って探


してみたらどうでしょう、せっかくの貴族特権使


わないと!』


『そうだな、人を使って探してみるよ、ありがと


うアリス相談に乗ってくれて』


お父様は笑いながら、訓練場から出ていった


このソラさんとセラが、いなくなった話がまさか


あんなに大きな話になり、ソラさんにもう会えな


い事になっているとは知らなかった


それから、半年たった、今だにソラさんとセラは


見つからない、お父様は今日遠征から帰って来


て、家にいるお母様は機嫌良さそうだ、俺はリズ


連れて魔法訓練にいこうとしていた、いつもの場


所は飽きたのでたまには気分転換しようと思い、


どこか無いかなとリズに聞いたら


『では、塔の庭で訓練などいかがでしょう?』


と言われたのでそこに向かった、そこは、我が家


で身内の犯罪者が出た時に軟禁するための施設だ


った、まあ、まだ一度も使われた事ない建物だ、


そこには、そこそこの庭があり普段は出入り禁止


になっている場所だ、たまにはいいだろうと思い


庭に入ったら、庭の草むらの中に黒髪のボロボロ


でかなり痩せた少女が、草をむしって生で食べて


いた、俺はなんでこんな所にホームレスみたいな


子がと思い、その少女に優しく声をかけた


『ねぇ、君なんでここにいるの?迷子かな?』


その子は、ビクッと体硬直させ直ぐに逃げようと


したが足の骨が変形しているのか、上手く走れな


いみたいで、すぐに転倒して、自分の身を守るよ


うに手と足で顔やお腹守るように身をかがませて


ガタガタ震えていた、よく見ると右目は、白く濁


り失明し、手の指が何本か、変な方向に曲がって


いたこれでは物を掴むのも難しそうだ、身体の至


る所に皮が裂けた様な傷が身体中にあり、出血死


しないように、下手な回復魔法を絶妙にかけてる


感じがした、俺は可哀想になり、彼女を抱きしめ


てかなり魔力込めて回復魔法使った


『大丈夫だよ、直ぐに痛くなくなるから』


『あれ、体が痛くない?右目が見える!!』


傷を治してあげると変形していた、指やら、足の


骨が治ったみたいで彼女は、身体のあちこちを確


認していた


『私の名前はアリス、君の名前は?』


『えっ!?、姉さんなの?』


それが、妹のセラとの初対面だった





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