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本当にあった怖い話。

作者: 源なゆた

本当にあった怖い話。


 夏なのに、やけに寒い日ってあるでしょう?

 その日はまるっきり逆でしてね……ええ、冬なのに、やけに暑い日のことでした。

 常より気を遣って、暑過ぎぬよう、かと言って本末顛倒で薄着になり過ぎぬよう、必要十分な格好をして外へ出たわけです。

 トン、テン、トン、と階段を降りて、ちょっと行ったところに、集合住宅用のゴミ集積所がありましてね、この日はちょうど燃えるゴミの日でしたから、それなりの量のゴミがあったんですが、端の方に、多分引っ越す人でも居たんでしょう、家庭用のパン焼き器と電子レンジがデン、と鎮座していまして。

 前日以前に出されたらしく、表面には、分別していないことを咎める張り紙がくっつけられていました。まあ、そこまでは偶にあること、と思う程度だったんですが、ふと違和感を覚えましてね。よく見ると、奇妙なものが目に入ったんです。

 普通真っ暗で、真っ黒なはずの電子レンジの奥に、ぼやぁ……っと、白いものが浮かんでいたんです。

 まさかと思いつつ、怖いもの見たさで、やめておけばいいのに、私はそっと近付いて行って、覗き込んだんです。

 そこには、酷く白い、雪より白い……………………










 タッパーに入った白米がっ!!!!

本当に、本当にあったんです。

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