~友達とかいう曖昧な関係、そんなものに終止符を打ちましょう、つまり友達の定義を教えましょう~
いきなりだが質問、
『皆には友達という存在がいるだろうか』
私は少ない、いや、ほぼ皆無に近い。
…………ぼっちじゃん。
……そんなこと言うでない。
ていうか言うな!
まあ、たしかに高校生の時、休み時間とか暇で机に伏せて寝たふりをしていると、次が移動教室ってこと忘れていて、いつの間にか皆がいなくなってることとかあったけど……っておい!
自分で地雷踏んだよ! 最悪だよ。
やべぇ、悲しくなってきた……。
もう!
こっから仕切り直し。
『あなたには友達という存在がいるだろうか』
自信を持って『いる』と答える人がほとんどではないだろうか。たとえいなくても安心しほしい。私もいないから。友達いない同盟だ。うんうん。
あぁ! 友達いねぇよ! うるせぇなぁ!
そこ、前から三番目の子。静かにしなさい。先生友達いないんだよ。わかったか?
まあ、冗談はここまでにして、この文章を読んでくれたらあなたはきっと友達に対する意識が変わるはず。憶測ですが。
まず、友達がいるか。
と、聞かれた場合。
僕の場合は『少ない』又は『いない』と答える。なぜか?
じゃあ、そもそも友達とはなんなのだろうか。
友達という存在。友達という概念について今回は話してみることにしよう。
まず、友達とはなんなのだろう。
家族よりは……ちょっと関係が薄い。でも、そうじゃない人もいる。
なら、家族よりは友達の方が話していて楽しい?
じゃあ友達って話が楽しい人?
それだったらカップルとかもそうじゃね?
それともカップルよりは親しくないけど、それなりの付き合いがある人?
いつも一緒にいる人?
あなたも考えてほしい。
『友達ってそもそもなに?』
友達ってのはこれだ! という定義的なものはなんだろうか?
話が難しい?
じゃあ、簡単に質問。
『友達の定義はなに?』
その答えを知るため私は高校一年の時、数週間という時間を使い、研究してみた。
休み時間や授業中、つねに誰がいつどのように、誰を見てどんなテンションで、どんな話をしているか。
誰は誰と休み時間を過ごしていることが多いのかすべてを見て、紙に書いて、家でまとめてみた。
あぁ、その点に関しては私は変態だ。自覚しているからそんなこと言うな。
まあ、調べてみたわけだ。
そして、私は一つの規則性に気がついた。
そう、友達というものには規則性があったのだ。
ほんとかどうか皆さんも調べてみたら分かるだろう。
まじで、規則性があるのだ。
どんな規則性か?
うーむ、一言でいうならあれだ。
――友達とは、互いにメリットがある存在なのだ。
……は???
風晴樹さん、なに言ってんの? まじで頭イッテんの?
御免、ガチなんだ。
まじで、友達には規則性があって、その規則性は『互いにメリットがある存在』なのだ。
つまり、例えたら分かりやすい。
例えば、読書が好きなAさんがいる。この人は読書が好きなので比較的静かで知的な人を好む。
そしてもう一人、Bさんがいるとする。この人は頭が悪く、ものすごくうるさい。
じゃあ、この人達をくっつけてみましょう。
右手に、アイ ハブ ア A
左手に、アイ ハブ ア B
――あぁん!
ABができました。
はい、ここで想像! イマジネーションです。
Aさんは静かで知的な人を好む。しかし、教室で一緒いなったのはうるさくてバカなBさん。この場合だと、AさんはBさんに近づきたくないわけです。そして、Bさんも俺のノリに乗ってくれないし相手にされないという事で近づきたくない。
はい、この時点でAさんとBさんは友達になれませんよね?
つまり、Aさんから見ればBさんは、大好きな読書の邪魔になるので、メリットのある存在ではありません。
また、Bさんから見たAさんは自分のノリにのってくれないつまらない存在になる。
ようは互いにメリットがない。
という事で、破局。
もうひとついきましょう。
続いては、Cさん。この人は頭がいい。だが、トークが出来ない。なので、自分の代わりにトークが出来る人を好みます。
そんなCさんと続いて次はDさん。この人は勉強が出来ない。だが、トークがうまくコミュニケーションがトークの出来ない人でもとりやすい存在。
では、この二人をくっつけてみましょう。
右手に、アイ ハブ ア C
左手に、アイ ハブ ア D
――あぁん!
くっけてみました。
ここで、想像。イマジネーションです。
Cさんは勉強が出来、トークの出来る人を好む。
Dさんは勉強が出来ない、しかしトークがうまい。
この場合だと、Cさんから見たDさんはトークが出来て面白い人。逆にDさんから見たCさんは勉強を教えてくれて自分の話を聞いてくれる優しいやつ。
という、お互いにとってメリットのある存在になります。
よって、お互いいっしょにいる時間が多く作れて友達になる。
とまあ、こんなんです。
つまり、あなたも少し想像してみてください。
あなたはこの人とは嫌だな、と思う人と一緒にいたいですか?
正直に答えてください。
自分にとって害のある人間の近くにいたいですか?
いたくありませんよね。
逆に自分にとって害がなく、一緒にいて楽しい存在とは別に一緒にいても悪くないですよね。ということは一緒にいる時間が必然的に多くなるわけです。
ひとつ、想像してみてください。イマジネーションです。
あなたが、『友達!』 とおもって頭に一人や二人かそれ以上。
友達だと思う人を想像してみてください。
その人と一緒にいて楽しいのがほとんどではないでしょうか。
楽しいだけではありません。
メリットがありますよね。
例えば、話していて面白い。お金を持っていてよくおごってくれたり。自分のことを慕ってくれたり。誉めてくれたり。バカふざけ出来たり。ノリがよかったり。尊敬をしていたり、尊敬をしてくれたり。一緒にいたらいじめられなかったり。相談にのってくれたり。優しいやつだったり。かっこよかったり。可愛かったり。一緒にいたら自分の株が上がったり。
とにかく、ひとつはメリットが存在しますよね。
つまり、人が友達だと思う存在とは、
メリットのある存在なのです。
まあ、これで僕が友達いない理由がわかりましたよね?
僕は基本的にメリットのある人としか話しませんし。逆に僕という存在が他人に害を与えてしまうことが多いから、人がそもそも寄り付かない。
まあ、そういうことです。
まあ、あくまで持論です。
以上。
一読ありがとう。