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6/10 ワタル 才能に悩んでいた少年

6/10 ワタル ASD ツクモなし

昔、僕は卑屈だった。みんな、ツクモという自分の才能を現す精霊が居るのに、僕にだけはいなかった。自分だけ目指す方向も才能もわからないまま、ずっと暗闇の中で走り続けている感覚だった。だけど、そんな日々を過ごしたせいなのか、僕は、ツクモの示す方向、自分の能力、才能と願いが沿わない人への手助けが出来る存在になっていた。僕だからこそ役に立てる場所があると知ったときは嬉しかったよ。

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