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6/7 スイトのこだわり

6/7 スイト パティシエ 味覚過敏 ASD

美味しくない。この世界の食べ物は、いいや、今、『食べ物』と定義されてるものは、美味しくないものが多すぎる。このフルーツジュースは砂糖が入りすぎ。果物の持つ本来の甘さが全然活かせていない。こっちのカレーは辛すぎ!ただ辛くすればいいってものじゃない。スパイスが喧嘩しあって、これじゃあ胃にも悪いよ!ちゃんとスパイスと野菜とチキンと水、全体の調和を考えてよ!……こんな僕の感覚は、小さい頃わがままだと言われたな。でも、大人になって、パティシエメインに王宮調理師になった今、誰も僕の味覚にケチをつけなくなったな。それどころか、わがままだと言ってた人が、こだわりがすごいと言って喜んで僕の料理を食べる。それはいいんだけど、この人たち、僕みたいな小さい子に、また『わがまま』や『好き嫌い』って言ってないかな。それが心配。

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