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死憶の異世界傾国姫  作者: ぎむねま
5章 大森林の英雄伝説
145/321

大牙猪EX

 旧パラセル村。逃亡の果て、ユマ姫がたどり着き、その妹のセレナが死んだ場所。

 そこに今、一人の男が流れ着いていた。


「はぁ~~」


 深いため息、ファーモス爺の言うとおり、その顔には覇気が無い。切り株の上に座り込んだまま、左手で頬杖をついていた。


「剣がねぇと落ち着かねぇ」


 男は根っからの剣士だった。だがその腰に剣は無く。代わりとばかり、右手には小ぶりな手斧。

 カツーンと小気味良い音を立て、薪が割れる。ココは炭焼き小屋だ。幾ら割っても薪の作り過ぎと言うことは無い。


「あのジジイも人使いが荒いぜ」


 もう小屋に入りきらない程の薪を割った。それで今は外に積み上げる分の薪を割っている。これだけの木材が転がっているハズも無く、木の伐採すらやらされている。今割っている木は数日前に切り倒した物だ。


「このまま木こりなんてごめんだぜ」


 座ったままの男はぼやきながら面倒とばかり、ポイッと薪を後ろに投げた。すると驚くべき事に投げられた薪は、綺麗に薪の束へと積み上がる。

 一瞥もしないでコレだ。男がここ数日、うんざりするほどに薪を割らされていることが見て取れた。


「我慢出来ねぇ! 爺さんを迎えに行こう」


 すっくと男は立ち上がった。――大きい。全身が黒ずくめ、服もマントも髪も、そして瞳すら。

 気の抜けた顔は情けなく締まりが無い、服もボロボロ、だが少しもみすぼらしく見えない。鍛え上げられた男の体は、はち切れんばかりの膂力を秘めていることが素人目にも感じられた。

 よくよく考えてみれば、先ほどの薪割り。使っていたのは右手だけ、それも小手先の力だけで軽々割ってみせていた。

 恐るべき腕力。これほどの怪力を持つ男が早々いるハズが無い。


 ――田中だった。


 彼はユマの妹セレナの秘宝を咥えたグリフォンを追って、大森林の中枢近くまで入り込んでしまった。

 手負いのグリフォン、すぐに追いつくつもりだったが、だがやはり相手は獣。森での捜索は困難を極めた。

 本当は森に入る前に決着をつけるつもりでいた。だが、道中で田中は連日の監禁生活と無茶な戦いの連続のツケを払わざるを得なかった。

 途中の村々で休憩が必要だったのだ。もちろん物資も必要だった。

 馬車に積まれた宝石を拝借し、捨て値で売り払えば十分な金額が手に入った。だが魔獣から村を守るイベントなどが目白押しで発生し、あれよあれよと気が付けば大森林の奥にまで逃げられてしまったのだ。

 そして、とうとう物資が尽きてしまう。森の中、水も肉も現地調達出来るが、炭水化物が足りない。こうなるとお世辞にも美味しくない携帯食でも恋しくなってくる。そして何より塩が恋しい。

 更に悪いことが続く、剣が折れてしまったのだ。悪くない剣だったがココまで酷使し過ぎたのが原因だった。

 と、来れば。エルフの村で調達したい所だったが、考えるまでもなく困難を極めた。

 まず人間と見ればエルフは容赦なく攻撃してくる。当然だ、今まさに彼らの都が人間の攻撃を受けているのだから。

 そうなればもう、泥棒しかないのだが土地勘が無い場所での盗みなど成功する筈も無い。困り果て、たどり着いた炭焼き小屋で、炭と灰に混じる僅かな塩味を求めしゃぶる程に飢えていた。

 そこをファーモス爺に拾われた、そこから延々と薪を割らされている。

 田中だって馬鹿じゃ無い、意味も無く薪を割っている訳じゃ無い。剣と塩の調達をお願いしていた。


 しかし、塩はまだしも素人の爺さんに剣の善し悪しなど解るとは思えない。となれば、街中に入れないまでも、近くにいればガラクタを返品する事ぐらいは出来るはず。

 

 そう思い立って、新パラセル村まで行こうと決意する。

 ……しかし、剣が無い剣士など、ただのでくの坊と一緒。田中はすっかり腰が引けていた。


「くそぅ、くそぅ、おっかねぇ」


 魔獣に追われれば逃げるしか無い。足にも自信がある田中とは言え、獣相手に徒競走では分が悪い。

 ビクビクと周囲に気を払い。たっぷり半日掛けて、なんとか新パラセル村の外れまでやって来た。

 既に夕暮れ時、長い影が道に落ちている。遠目に見える村の様子に田中はホッと息を吐いた。


 その時だ……


 薄暗くなった森。木々のシルエットが不気味に揺れる。

 冷たい風が吹く。ざぁざぁと葉擦れの音だけが響いた。

 肌が粟立つ感覚。研ぎ澄ますまでも無く、濃密で危険な気配。

 マズイ! そう思った瞬間、甲高い悲鳴が聞こえた。同時にゴォンと地面を伝わる低い衝撃。


「マジィな、この気配。覚えがあるぜ」


 呟きながらも走る。衛兵に咎められるのも構わず、柵を跳び越え村に駆け込むと、田中は騒ぎの中心地へと滑り込んだ。


 ブオオオォォォオォオオォ!!


 地響きの様な咆哮が間近で響く。恐らくは家だったモノの中心で、黒光りする巨体が見えた。


 ――大牙猪(ザルギルゴール)!!


 田中は内心で盛大に舌打ちする。人間界では伝説の魔獣扱いなのに、これではまるでバーゲンセールだ。

 牙猪(ギルゴール)ならまだしも、コイツに剣が通らないのは体験済み。前回はユマ姫の魔法で穴に嵌まってたところにトドメを刺したに過ぎない。

 並の魔獣ならファーモス爺に剣を貰って撃退、一躍ヒーローにと言う可能性もあった。しかしコイツが相手では逃げの一手しか無い。

 田中はファーモス爺を探す。見渡すと辺りは狂乱に飲まれていた。打ち倒されたエルフの兵士が視界に映る。

 その様子に田中は僅かな違和感を覚えた。


(なんだ? 何かがオカシイ、あっ! クソッ!)


 その兵士は剣も槍も持っていなかったのだ。背負っていたのは矢筒。エルフが剣で戦うことは稀なので当然と言えた。田中は贅沢を言わなければ、エルフの村でもそこそこの剣が手に入ると信じていた自分の甘さを呪った。


(これじゃ、碌な剣が有るわけがねぇ!)


 必要とする者が少なければ、当然全体のレベルも下がる。以前、大牙猪(ザルギルゴール)と戦った時、持っていたのは選りすぐりの業物だった。

 だが、それでも歯が立たなかったのだ。それがナマクラだったら? 大牙猪(ザルギルゴール)は勿論、追っているグリフォンにすら相手にならないだろう。

 泣き出したい気持ちをグッと押し殺し、田中はファーモス爺を探す。土地勘の無い村の中、自慢の気配感知だけが頼り。だが、狂乱した村ではそれもままならない。


「オイ! 這いつくばる者(ボズ)が居るぞ! アイツが大牙猪(ザルギルゴール)を操ってるんだ!」

「本当か? クソッ、生かして帰すな!」


 同じく大牙猪(ザルギルゴール)には歯が立たない村人は、一縷の望みに賭けて田中を追い始めてしまう。怨嗟の様な悪態をつきながら、田中は魔獣からも、村人からも逃げるしか無い。


(爺さんとは後で合流するとして、ここは一旦引くか? だが、退路も無い!)


 黒ずくめの格好は非常に目立つ。それに村人の武器も大半は弓、一斉に射かけられれば脱出は困難。万策尽きた田中は、窓から一軒の民家に転がり込んだ。

 しかし、そこには当然に住民が、金髪の巻き毛のおっとりとした淑女が編み物をしている所だった。年の頃は四十代と言った所か? 幾つになっても可愛らしい、そんな印象の女性だった。


「きゃぁ! ボ、這いつくばる者(ボズ)?」

「待て、待ってくれ! 我ながら怪しいが、悪い人間じゃ無い!」

「ぷっ」

「?」

「ふふっ、我ながら怪しいって、そんなのオカシイじゃ無い?」


 笑われてしまった。だが、田中は自分の風体がこれ以上ない程に怪しい事を知っていた。好きでやっているモノの、折れかけた事も何度かある。


「なんじゃ! 騒々しい、非常時じゃぞ!」


 しゃがれた声と共に、部屋に入ってきた老人に田中は驚きの声を上げる。


「ファーモス爺さん!」

「タナカか? 何故来た!?」


 ここはファーモス爺さんの娘夫婦の家だった。剣と幾らかの携帯食を手に入れたが今日はもう遅い。一晩厄介になってから、明日出発しようとした矢先の騒動であったのだ。


「いや、爺さんに剣選びを任せてられねぇと思ってな、薪はもう山程割ったぜ」

「そうか、しかしお前さんも運が無いな、大変なことに巻き込まれた」

「ああ……そうだな」


 言いながらも田中の視線はファーモス爺の手にある白い包みに釘付けだった。何故か、不思議な胸の高まりを感じていた。


「爺さん? それが剣か?」

「あ? ああ、まぁ一応な。お眼鏡に適うとは思えんが」


 ファーモス爺は言い淀む。どんな剣でも、持ちさえすれば心の持ちようが違うのだと田中が力説するので一応は持ってきた。だが、これが剣と言えるか自信が無かったのだ。巨大なカミソリでは無いかと言われれば、ファーモス爺に反論の余地は無かった。

 一方で田中は、布越しに見えるシルエットだけで、あり得るはずが無いナニかへの期待が高まっていく。


(まさか? いや、あり得ねぇ、期待すべきじゃない。それどころかナマクラで当たり前)


 ガッカリしないように、必死に期待を押し殺す。


「と、と、と……取り敢えず! 見せてくれ」


 全く押し殺せていなかった。そうで無くても珍しい剣だけで心が躍る男なのだ。

 その様子をみて、申し訳なさで一杯になったのがファーモス爺だ。


「い、いや! この剣はな、模造刀だ」

「模造刀? 切れないのか?」


 がっくりと肩を落とす田中。それを見てファーモス爺はまた慌てる。


「いや、切れる。何より切れる。切れるは切れるが……」

「切れるが?」

「いや、見て貰った方が良いか」


 ファーモス爺から包みを受け取った田中は急いで紐解き、一本の剣を取り出した。


(ま、まさか? だが、間違いねぇ! 刀だ!)


 握った瞬間、理解した。これは刀だ。それも途轍もない業物。飾りの無い白鞘、勝手知ったる様子で田中は一息に抜きはなつ。

 その様子をみて、ファーモス爺は眉をひそめた、強烈な違和感があった。初めて触る筈の剣、だのにこの男にしっくりと馴染んでいる。手に取った瞬間、空気が変わったような錯覚すら覚えた。

 魔道具の明かりの下、抜き身の刃が晒される。それは妖しい光を放って見えた。


「綺麗!」


 思わず呟いたのはファーモス爺の娘だった。

 確かに素人目にも美しい、シンプルな(すぐ)()ながら見た目からも伝わる切れ味が、危険な魅力を放っていた。


「これが模造刀だって? 冗談だろ?」


 これほどの刀、ついぞ持ったことが無い。これが模造刀なら、今まで使ってきた剣など玩具以下の代物になってしまうと田中は思った。


「いやな、確かに美しいし、切れ味も鋭い。だが扱いが難しいんじゃ、下手に枝打ちでもしようモノならあっという間に刃が欠けてしまう」


 ファーモス爺の言葉に、「まぁ」とその娘は口を押さえる。エルフの剣の主な使い道は鉈でやる様な枝打ちであるから、それすら出来ないのではナマクラと言われても仕方が無いのだ。

 一方で田中はそれを聞いて腑に落ちた。技術が無いのだ。刀って奴はキチンと刃筋を立てて、斬って、初めてその威力を誇る。使い方を間違えればすぐに折れてしまうだろう。


「で、これは貰って良いんだな?」

「あ、ああ。だが使おうとするなよ? いざと言う時に裏切られてもワシは責任持たんぞ!」

「裏切らねぇよ、コイツはさ」


 しゅるんと、流れる様な動作で刃を収めた。その動きも極めて自然で、再びファーモス爺は妙な胸騒ぎを覚える。

 それは危険な予感であった。合わさってはいけないモノが二つ。合わさってしまった様な……


 と、その時、地面が揺れ、ズガァァァンと何かが崩れる音が響いた。それも間近でだ。


 ブルルルゥゥブゥゥ!


 続いて、心胆寒からしめるうなり声。恐らくは隣の家が破壊された。最早一刻の猶予も無い。


「逃げるぞ! 二人とも!」


 叫んだのはファーモス爺。娘の手をとって玄関へと駆けて行く。

 ……が、一方で田中は入ってきた窓から再び外へと踏み出していた。


「じゃあな、刀ありがとよ、一生忘れねぇ」

「馬鹿な! どこに行く?」


 慌てたファーモス爺だが、帰ってきたのは簡素な一言だった。


「斬ってくる」


 なにを? 尋ねるまでも無い。大牙猪(ザルギルゴール)を斬ろうと言うのだ。

 やってしまったとファーモス爺は後悔した。あの剣は見た目こそ美しいが、獲物を切れる様な強い剣では無いのだ。無闇に振り回せばすぐに折れてしまう。

 ましてや相手はあの大牙猪(ザルギルゴール)。斬ろうとして斬れるなら苦労はしない。

 剣さえあれば心のありようが違う。なるほど、アレだけ美しい剣。心が昂ぶっただろう、だが、元より決して剣でどうにかなるような魔獣では無い!

 金属と並ぶ強度を誇る体毛は、あらゆる武器を通さない。エルフの戦士が誇る、魔法で強化した弓矢でなんとかダメージが与えられると言う程度。

 一人なら必死に連れ戻す所だが、今は娘が居る。ファーモス爺は悔しそうに唇を噛んだ。


「あの? お父様?」

「なんじゃ!?」


 家から脱出し、距離を取った矢先、実の娘から間の抜けた声を掛けられて、ついついファーモス爺は声を荒げてしまう。


「もう、大声出さないで。カタナってなにかしら? あの人が言っていたけど」

「カタナ?」


 そう言えば、「カタナありがとよ」と言っていた。剣にも色々種類があること位はファーモス爺も知っていたが、カタナとは聞いたことが無い。

 いや、問題はそこじゃない! 名前があると言うことは、あんな形の剣が他にもあると言うことか!?

 考えながらも二人は小高い丘の上、集会場の前までやってくる。奇しくもここは傷心のユマ姫が、帝国の襲撃を皆の前で語った場所だった。


 ――ゴォォォン


 轟音が響いた。続いてガラガラと木材が崩れる音。


「ああっ、ライアムさんのお家が」


 ファーモス爺の娘が叫ぶ。今まさに大牙猪(ザルギルゴール)に崩された家が、仲良くしているはす向かいのお家だったのだ。

 家なんぞよりも心配するべきモノがあるじゃろうが! とファーモス爺は思うが、昔から娘はこう言う子であった。


「ローンで買ったばかりなのに、可哀想だわ」

「それより命の心配じゃろうが!」

「大丈夫よ、あの家、この時間は共働きで仕事に出てますから」


 なるほど、近所付き合いは伊達じゃ無い。だが、やはりピントがズレていやしないだろうか? ガックリとファーモス爺が肩を落とした時だ。


「あ、タナカさん」

「なんじゃと?」


 大牙猪(ザルギルゴール)の目の前に、立ち塞がるは黒ずくめの男。田中であった。

 逃げるでもなく、堂々と大牙猪(ザルギルゴール)の前に陣取ってみせる。そして、見せつけるように刀を抜き放った。


(斬れるのか? まさか?)


 その姿に気負いは見られず、極めて自然体。普通に考えたら大牙猪(ザルギルゴール)の常識外れの堅さを知らないと思う方が自然なのだが……

 ファーモス爺に不思議な予感と期待を抱かせる程度には、その姿は堂に入っていた。


 ブモォォォォブモォォオオオォォ!!


 大牙猪(ザルギルゴール)が唸りを上げ、突進する。目前には田中だけ。明らかに狙われている。しかしまだ田中は動かない。

 大牙猪(ザルギルゴール)の突進で家だった木材はひしゃげ、吹き飛んでいく。太い丸太さえも何メートルも空を飛ぶ様を見れば、距離をとって見ているこちらまで背筋が凍る程。

 それでも田中は動かない。ゆっくりと刀を正眼に構え迎え撃つ。


「馬鹿な? 死ぬ気か?」


 誰もがそう思った。超重量を前に人間が出来ることなど何も無い。だが田中は逆に大牙猪(ザルギルゴール)へと走り出したのだ。


「嫌ッ!」


 娘は破滅的な結末を幻視して目を逸らす。しかし目を逸らさず注視していた者達ですらも田中の動きは見切れはしなかった。


 ――ブモォォオオオォ!!


 巨獣の鼻先に田中が触れようかと言う矢先、幻影の様に田中の姿が揺らいだ。

 その動きの正体は剣術由来の特殊な歩法。剣先の動きに惑わされた大牙猪(ザルギルゴール)は狙いを外し、田中のすぐ隣を大質量が走り抜けていった。


「……ふぅ」


 そして、すっかり大牙猪(ザルギルゴール)が通り過ぎると、ゆっくりとした動作で田中は全て終わったとばかりに納刀してしまう。


「何をしてる! 逃げろ」


 誰かが叫んだ。大牙猪(ザルギルゴール)は一度の突撃で諦める事は無い。超重量に見合わぬ急制動で足を止めると、すかさず旋回。再び正面に田中を捉え――



 ――ぐしゃりと倒れた。



「は?」


 その間の抜けた声が自分の口から出た物だと、ファーモス爺は後から気が付いた。爺だけでなく他の誰もが理解不能とあんぐりと口を開けている。

 倒れ伏した大牙猪(ザルギルゴール)の体の下からはおびただしい血が染みだし、それを見て初めて皆は既に大牙猪(ザルギルゴール)が事切れていると気がついた。


 田中はすれ違いざまの一瞬で大牙猪(ザルギルゴール)の首筋を切り裂いていた。


 その鋭さは、斬られた大牙猪(ザルギルゴール)すらも気がつかぬほど。無理な体勢から進路を変えた瞬間に、傷口が開き血が噴き出したのだ。


「おい爺さん、血抜きしたいんだ。手を貸してくれ」


 田中が丘上のファーモス爺へと声を張り上げる。皆がジロリと見つめるので、居心地の悪さからファーモスは今度は深いため息を吐くのだった。

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