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第一話 「テロ」と「出会い」

初投稿です。頭で思いついた物語を文章にしてみました!未熟なところもあるでしょうが見逃してください!

 前提としてこの世界には、神様、悪魔、妖怪、UMA、などなど、一般的に存在しないと考えられているモノ、そういうモノは実は居たりする。人々はそういうモノを、「本当に居たら面白いね」「いたら怖いなあ……まあ、居るわけないけど」などと思うだろう。そりゃそうだ、普通に生きてたら出会うことはない。そんな頻繁に出会っていたら、そういうふうに語られることはないだろう。

 ただ一部、「私、カッパ見たことあるよ」「あの時、俺は呪われたんだ!間違いない、悪魔は居るんだ!」「あっ、自分宇宙人すっよ」と、言う人がいるかもしれない。にわかには信じ難いだろう。僕も中学生二年の夏休みまでは信じてなかった。

 でも、その話は本当かもしれない。もちろん嘘もあるだろう、全てを信じ込むのは危険だが、少しだけ信じてみてもいいかもしれない。僕が保証しよう。


 なぜ保証できるのかって?そりゃあ、僕もそういうモノの一端だからである。具体的に言えば、僕は中学二年の夏休み、ひょんな事から、神様に出会い、神様に「超人的身体能力」「不死身」という二つの力を()()()()()

 ()()()ではなく、()()()()()である。なぜ神様はそんなことをしたのかって?まあ、僕が余計なことをしてしまったからだ。そんな僕、東海道豊とうかいどうゆたかは今はこの身体能力を活かし、憧れである体育教師を目指して、大学へ通っている。



 今日は日曜日。僕はうちから歩いて15分ぐらいの大型ショッピングモールで買い物をする。車は、持っているが使わない。

  なぜか、それは僕の「超人的身体能力」のせいで車を破壊したくないからだ。この力はON.OFFがなく、常時発動してしまっている。自分で昔、トレーニングをし、制限はあるものの、普段の生活を送れるぐらいには制御しているが、ヤバいと思った時とか、つい、制御ができなくなってしまったりしてしまう。

 急ブレーキでも踏んでみろ、多分、車壊しちゃう。壊れるのかどうかは怖くて出来ない。自動車免許を取り、ワクワクで車を購入をしたはいいものの、自分で破壊してしまう可能性を考え、初めて乗った日以来、怖くて運転できなくなった。教師になる際も力の制御は注意しなくてはならない。

 この力のせいで、かなり生きづらい。例えば、ゲームをやる時。細心の注意を払わないと、コントローラーやらキーボードを壊しかねない。だからゲームは好きだったがやらなくなってしまった。今の趣味はアニメ鑑賞と、読書である。


  ショッピングモールにて、日用品やら食料やらを買い終えた僕は、帰る前にモール内にある、よく行く本屋へ行こうとした。好きな漫画の最新巻が出たので買いに行きたい。本屋は2階なのでエスカレーターを上っ……


「きゃあぁぁぁぁぁぁ!」


 と悲鳴が突然聞こえた。なぜ、悲鳴が上がったのか、その理由は悲鳴の前に聞こえたある音だろう。


 その音とは、銃声であった。正確に言えばマシンガンだろうか?銃にはあまり詳しくないので何とも言えない。


 悲鳴が聞こえたのは2階からであった。周囲の人々は何があったのか理解しておらず、困惑していた。しかし、2階から血相を変えた人々が、


「早く逃げろ!!」


 と叫ぶので、たた事ではないと理解したらしく、みんな一斉に逃げ出す。僕も何が起こったかは分からないが、まあ、テロの類だろうか。こういう時に僕はスマホで()()()に電話をかける。()()()はワンコールで出た。


「もしもし」


「はい、こちら柳。どうした坊主、何かあったか?」


「ああ、おそらくテロだ。場所は僕の家の近くの、あのモールだ」


「テロねえ、久々だなあ。んで、いつもみたいにやりゃあいいんだろ?」


「ああ、頼んだ」


 と言い、僕は電話を切る。「柳」という男、本名、柳小太郎(やなぎこたろう)は、僕の一応友達(?)なのだ。確かにおっさんとは言えない年齢ではあるし、見た目もおっさんではないが、呼びやすいし、謎に初めて会った時、「おじさんね~」と言っていたので僕はあいつのことを「柳のおっさん」、めんどい時は「おっさん」と呼んでいる。本人はあんまり気に入ってないらしい。「まだおっさんじゃねえ!」とのことらしい。じゃあなんで自分のことをおじさんと呼称したのだろうか……。まあそれはいい。

 柳のおっさんに何を頼んだのかというと、警察への根回しである。僕がこれからやることの邪魔を警察にさせないためだ。お察ししているかは分からないが、僕は今からテロを止めに行く。その際に警察に来られて僕のことを見られたら面倒なことになってしまう。僕は一応この能力を隠し、こっそりヒーロのような事をやっている。世間に僕のことが警察から広まってはまずいため、柳のおっさんに頼み、警察の出動を遅らせ後処理をやっていただき、表向きには警察が解決したことにする。それが僕のやり方である。

 ちなみにそんなことができる柳のおっさんは何者かというと、実は僕もよくわからん。ただ、警察を動かせるなんかヤバい奴である。


 そもそも、なんで僕がテロを解決するのかというと、まあ警察の方々は「普通の人」である。体が再生したり、火を噴いたり、空を飛んだりというような能力を持っているわけではない。だから「不死身」である僕が行くのだ。

 警察の方々とはいえ、負傷を負わせたり、ましてや死人は出してはいけないと僕は思う。だから僕が行くのだ。だってそうだろう?自分が人を助ける、なんなら警察も助けてしまう……そんなヒーローとも言えるような人、それが僕、東海道豊だ。って言えるようになりたい。そういう案外単純な理由だったりする。あと、誰かを助ける、誰かの役に立ったり、誰かの笑顔を守れる。そういう「誰か」を助けることで、自分の存在意義みたいなものが欲しかった。という理由もある。


 という訳で、ショッピングモールの2階に行く。早く止めねばならない。エスカレーターを走りつつ、僕は()()()()をかぶった。この仮面は身元がバレるのを少しでも防ぐ為である。ほら、ヒーローって仮面かぶってたりするだろ?「誰かわからないけどありがとー」的なことを言われてみたい。というよくわからん理由もある。まあ、僕の戦闘スタイルを見たら「ありがとう」なんて言いにくいかもしれんがな。


 2階に行くと、そこにはおぞましい光景が広まっていた。多くの死体としか思えないものがそこらじゅうにあった。簡単に数えられる数ではなかった。生きてると思えるような状態の人はいない。中には小さな5歳ぐらいだろうか、そんな小さな子供を守ろうと己の体を犠牲にしている――父親だろう。撃たれて、血まみれだった。その子供も恐らく……死んでしまっていた……。心が締め付けられるように痛い。こんなのいくら見ても……見慣れない。見慣れてはいけないんだこんなの。僕はこの人たちのことはよくわからない。でも、こんな、きっと何の罪もない人たちが死んでいいのかよ……。

 ……許せるか?って、んなわけないさ。僕はこんなことを許せる人間じゃない。(()()()ではあるが、一応「人」だ。)これ以上、被害を出さないように早く止めねば…。


 僕はしばらく進み、敵を視認した。一瞬、目を疑った。距離はそこそこ離れていたが、「超人的身体能力」のおかげで、視力もよくなっている僕には見えた。()()()()ではなかった。では何か……「アンドロイド」だった。

 見た目は一見、人間なのだがよく見たらこう、機械っぽかった。説明が曖昧で申し訳ないが、感覚的にどうも、血の通った、僕と同じ「人間」には思えなかった。技術が進歩した現代、こういう機械を使ってテロが起こるとは…恐ろしい世の中である。確かに、費用こそかかるものの、人がテロを起こすより、ただ、命令したら従ってくれるアンドロイドを使った方がリスクが少ないとかのメリットがあるのだろう。

 予想通り、敵はマシンガンを持っている。アレで人を殺して回っているのだろう。数は……4。4体の敵がいる。敵の一体と目があった。マシンガンを僕に向けて構える。僕も戦闘態勢になる。


 僕は左足に力を込め、敵に向けて跳ぶ。敵もそれに合わせ僕に発砲してくる。どうするかって?そのまま突撃だ。撃たれたって僕は「不死身」なので、死なない。まあ()()()()痛いけど。 

 僕の胴体に銃弾が入る。血も、もちろん出る。でも、あんまり気にしない。拳を握り、敵を殴る構えを取る。僕は武器なんぞ持ってないので己の拳を信じる。無論、「超人的身体能力」で強化されているため、多分破壊できるだろう。

 もう殴れる位置まで来た。さすがのアンドロイドも、銃弾を何発も耐え、向かってくる人間など想定外だろう。僕は敵の頭部に向け思いっきり拳を振るう。さすがアンドロイド。機械の体であるため硬い。一応頭部が陥没したが、全然吹っ飛ばない。この強さでの人間の頭部を殴ると吹っ飛ぶどころか、多分死ぬ。うん、死ぬと思う。

 しかし、殺人級のパンチだったためアンドロイドでもひとたまりはないはず。

 アンドロイドってどうやったら止まるんだ?よくわからんのでもう少し殴る。

 僕は敵に馬乗りになり全身を殴った。もう、敵は動かない。全身陥没しまくりでベコベコだった。「全身陥没」というワードは多分これから聞かないだろうなあ。

 仲間がやられたのを確認した残りの3体が襲ってくる。正面から1、右前方から2……。まず1体仕留める!

 という訳で正面突撃。先程と同様、殴って仕留める。のだが右から来る2体が邪魔だ。めんどいなあ。正面の敵が発砲。気にせず殴るっ……


 ドゥン、ドゥン


 と突然後方から、文字にすると小学生が使いそうな効果音だが、そんな音がした。その音と同時に、なんと2体の右前方の敵が倒れた。なんだ?と思って振り返るとそこには、メカメカしいレールガン的な銃を持つ()()がいた。その少女は、銀色の長い髪で、紅い瞳をしている、何故か黒色のセーラー服を着た、美少女であった。


「大丈夫ですか?」


 と声をかけられた。機械の声ではなく、人間の、少女の声だった。

 人間……なのだろうか。その時は分からなかったが、その少女の正体は「付喪系美少女アンドロイド」、この時はまだ名前はないが、後に「アメ」と名付けられる少女。その少女との出会いはここだ。


 この物語は、そんな「付喪系美少女アンドロイド」の「アメ」と超人の僕、東海道豊のちょっと変な日常である。

どうでしたでしょうか?面白く書けるようこれからも頑張ります!

「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星よろしくお願いします!

文章書くのあまり早くないので更新ペースはカスだと思いますが、頑張って早く書きます…。上の2つをしていただいたら、早さがえらいことになる…かも?

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