表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

水分

作者: アラママス
掲載日:2023/05/17

水分がなければ

体が霧散してしまう

水分がなかったのなら

何にも触れられません


私の体は塵でできている

風が吹くと少し剥がれてしまう

私は先週まで引き出しにしまわれていましたが

外に出されて急に風化してしまったの


あの思い出の場所に

行ってみる

塵の一つ一つが

涙を流す


水分があれば

体をとどめていられます

水分があったのなら

何かを書くこともできます


砂の城に

霧吹きで水をかけるように

私は固まる人型(ひとがた)

元の姿に戻る

湿った塵が


生きることもない

死ぬことも

そんな塵が

今日も漂う

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ