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プロローグ 非魔法学科
非魔法学科──それは文字通り魔法を使わない学科であり、魔法に適してない者達の集い。
元々別学科だったものが、余りの適性の無さに追い出されたと言うケースもある。
或いは魔法そのものが適しておらず、入れられた者も少ないなりにいるのだ。
そこで教わるのは、魔法を使わずに戦う術だ。
誰しも魔法に頼ってしまいガチな世の中でも、普通に別の術もある。
非魔法学科には現在五人程が受講して学んでいた。
非魔法学科棟。
「もう直ぐ新しい娘が来るんやってね」
「噂は聞いてる。何でもナディア先輩の魔法を不発させたとか」
「それって、凄いことしてるじゃねえか」
「会うのが楽しみ」
四人は新しい仲間の話で盛り上がっていた。
──一人を除いては。
「仲良くなんてならなくて良い。なったところで人なんて大抵裏切る」
何かあったのだろう。過去に何か。
そのような口振りだ。
窓から外を覗き込みながら、独り言を呟く。
すると授業開始のチャイムが鳴った──




