終幕 陰謀
ボランシュの森。
暗闇の中──森を歩く一人の少女。
その少女は異様な格好をしていて、ほぼ裸に近い下着の様な格好をしたいた。
活性化する生物の中を、下着に近い格好の少女は普通に歩いてるのだ。
その生物の一つの前に来ると。
「あなた、新入りね。あの娘が好みそうなやつネ」
そう、栗鼠の生物に言う。
「あなたから溢れ出す魔法、素敵」
栗鼠から溢れ出す魔力に、惚れ惚れしてしまう。
この少女は何者で、何が目的なのだろうか。
とは言え、これだけは言える。味方ではない。
「何時迄動かないつもりだい」
下着に近い格好をした少女の直ぐ隣に、何時の間にか長身の男が居た。
少女の格好を何とも思わないのだから、この男も普通ではない。
──瞬間移動してきたのだろう。
転移魔法の一種だ。
「まあまあ、見といてネ…これから楽しくなるから」
「またそれか···お、この生物は」
「気に入って貰えた? この生物」
何かを企てる少女に、長身の男が何か言い掛け、止めた。
目に留まった栗鼠に、惹かれるモノがあったのか。
「この栗鼠には全ての魔力が籠ってるから、凄く強いからネ」
「それは頼もしいな」
下着に近い格好の少女からの説明を受け、ふむふむと頷く。
「これさえあれば、我々が負けることはないだろう」
我々──つまり複数いると見て違いない。
一体何に負けないと言うのだ。
それを知る者は本人たちしかいないだろう。
「この魔法の持ち主は中々の腕をしてる」
「選ぶセンスが良いのネ」
少女と長身の男は、成果を褒める。
「──正体が発覚なければ良いんたけどネ」
「へまをしなければ、大丈夫だろう」
二人は着実にフラグを立てていく。
そこへ──張本人が姿を現す。
「貴女の仕事振り迚素晴らしいネ。前よりも更に」
「···」
暗闇から現れた少女は、照れ臭そうに笑う。
「頼りにしてるからネ」
そう少女へ伝えた。
「貴女様が話に聞く゛それ〝なのかい?」
長身の男の問い掛けに、うんと頷く。
「──」
「成る程。貴女たちの計画は分かった。楽しみにしとこう」
二人の計画を聞かされて、腕組をして首を縦に振る。
その後用事を済ませ、長身の男は「そろそろ帰らせてもらう。期待しておる。ディファナ」二人に期待を口にし、去り際に下着に近い格好の少女の名前を口にした。
「じゃあ、解散」
と言って生物諸とも姿を消した。
残された少女も学生寮へと戻って行った。
完。




