舞台設定
アルファポリスにて連載していた作品を此方でも連載開始します。
不定期になりますが宜しくお願いします。
ミオン
高い建物が彼方此方に建ち並び、街の直ぐ側に橋があり水が流れている巨大都市。
人工が多く、街中は年中賑わっている。
魔法の発展により、ミオンの人々は魔法を日常的に使っていた。
料理や洗濯、お風呂に至る迄全てが、魔法によって成り立つ。
それ程に浸透している。
街の至る所には、魔法のアイテムショップなどが設けられている。
飲食店なども多くあり、食べ飽きることがない。
住居も小さいところでも、結構な規模の大きさだ。
大きいところだと一部屋で二十畳以上の広さを持つ。
エルマレーヌ女学園
各地にある女学園の中でもトップクラスな学園。
自然に囲まれた学園。
学園内は広大で、学園とは思えない程の規模。
通う学生も多い。
魔法課も大きく分けて五つある。
攻撃魔法科、防御魔法科、回復魔法科、召喚魔法科、空間魔法科の五つ。
その中にも詠唱を唱える者と無詠唱に分かれていた。
魔法以外の学科もあるが殆どの人はそこには属していない。
授業内容に関しても他の学園を遥かに上回っていた。
紛れで入学した者には、到底追い付くことなどは出来ない。
居ないとは思うが。
昼食はビュッフェ方式だ。
週替わりにメニューを変更するらしい。
学費は流石と言うべき価格だが、入学生が払えない程てはない。とは言えど、奨学金を使う者もいる。
庭も広い。
ミオンからエルマレーヌ女学園迄は徒歩で五十分程。
エルマレーヌ女学園学生寮
この学園は学生寮があり、そこで寝泊まりすることになっている。
部屋の定員は三人。
各部屋にはベッド三つと、机と椅子が設けられているだけ。
後は各自で飾り付けることで部屋其々の個性を表している。
学生寮の食堂も広く、並べられたテーブルに十人程が座る。それが何箇所かに同じように備え付けられている。
寮から少し行ったところに温泉があり、トップクラスな学園は伊達ではない。
学園の者であれば、只で入ることが出来、それ以外は有料だ。
ボランシュの森
エルマレーヌ女学園の近辺にある広大な森。
木の実が多く、中には食べられるものも多い。
野外活動として使われることが多い。
昼中はそれ程危なくはないが、夜になると危険な生物が彷徨ついている。
出現した経緯は分からぬが、何時からか棲みついていた。
人為的なものか、自然的なものかすら分からない。
蛇型をしたモノや、蜂型のモノ、蜘蛛型と言った昆虫種。
狼似なモノ、虎型のモノ、蝙蝠型のモノ、その他にも生物が生息している。
それらとの遭遇は恐ろしく、命の保証はない。
中には魔法を無効化し、自身の力に変えるものもいるからだ。
退治に向かった者が居なかったわけではないが、ほぼ瀕死の状態で帰ってきたという事例がある。
それ程に夜のボランシュの森は危険なのだ。