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・『呼び出し』・

 それは、泣くユリシアを抱き締めてた時だった。何故だがリッツ達の視線が刺さるが、気にせずにいると、『華月 陽藍ヨウセイ』が言ったのだ。



 『タクコンを頼んで良いか?』と。




 ❂__❂__❂



 「ん?どうしたのお父さん。」


 『美人・・』サンが、不思議そうに言った。声まで美しい男だな。



 父親ーー『華月 陽藍』とやらが言う。



 『イチゴ』に『呼び出された』と。



 「イチゴに? どうしたの?」


 美人が言うと『ユリナ』と『スグナ』と呼ばれた二人が顔を見合わせた。名前が似てるな。ーー似てない外見だが、兄弟なのだろうか?ーー


 『ユリナ』の方は、相当な『術士』だな。不可能毒を除去しておいて、けろりとしてやがる。恐ろしい女だ。





 美人なのにな。ーー色気ーーやばいな。マージーどころじゃあないぞ。ファリスとか、子供にはーー見せられん。『』だ。


 とか思ってたら、にこりとされた。ーーっ、何だ?




 何か言う前に、陽藍とやらが言った。『取り敢えず行って来る』と。そして消えた。『紺』を残してーーだ。



 紺は『美人』に、預けられた。『絵』の様だった。美人が『碧い狐』を、大事そうに抱える様は。ーーーー美し過ぎた。美人は優しく『紺、大丈夫か?』ーーと聞いていたが。




 ❂__❂__❂


 「取り敢えず紺は一度連れて帰るね。」


 美人は言った。紺は『大丈夫』残ると言ったが、駄目だと言われた。



 巧が言うーー


 「紺、無理しちゃ駄目だ。『お兄ちゃん』の言う事、ちゃんと聞いて。っ」


 巧に言われた紺は、しゅんとした。ユリシアが動いた。ゆっくりと俺から離れて、紺に歩み寄った。俺もそれに付いて行く。



 ユリシアはやはり『お兄ちゃん』と呼んだのだった。



 ❂__❂__❂




 「ユリシア、ごめんね。」


 紺が狐のままで、そう言った。


 ユリシアは、答えた。笑顔だった。



 「ねえ、『お兄ちゃん』。会いに来てくれて、『嬉しい』。…………『忘れなくちゃ』駄目かな?『お兄ちゃん』の『事』。…………っ」


 彼女はそう言ったのだ。ーーーーーーーー



 「う~ん。『ユリシア』さん、ほぼ略『はじめまして』の、『佐木サキ 友理奈ユリナ』です。でね、『記憶』の話だよね? それね、『ユリシア』さんが『大丈夫』なら、『そのままで』良いみたいだよ?ですよね? 陸さん、ーー卓さん?」



 彼女の言葉に返したのは、ユリシアではなくーー


 「友理奈、『俺』の『名』が入ってないな?」


 「友理奈、『お兄ちゃん』だ。」


 「友理奈、『卓お兄さま』、ほら言ってごらん。」



 「ーー三人とも俺の嫁さんで遊ぶのやめて。」


 「友理奈さん、ついでに『僕』の『事』も呼んで。『あ~ん』した『仲』じゃん。加野君と違って。ねえ?『悠緋ユウヒ』君。」


 「ちょっ!海君!?」


 「加野、動揺しすぎ。」


 「友理姉~、美味しい処で登場しすぎ。つうかさ、何?さっきの『呪文』らしきモノーーは。ロープレ『知らな』過ぎだろ。ーー直夏さ~ん。友理姉に、も少しロープレの『何たるか』ーーを、教えてやって下さいよ。『遠慮』しないでっ。w」


 「悠緋!直夏さんに、懐くなよ!」


 「いや、俺『直夏スグナ』さん、『親戚シンセキ』だもん。懐くも懐かないも。」



 と、『悠緋ユウヒ』と呼ばれた意外に美形な長身の男の子が、ーー苦笑したのだった。『加野カノ』と呼ばれた男前な少年はーー呆然とした。敗北したみたいに。



 そして、



 「『ソウーサイレントい』。ちょっとお前達黙ってろ。話の邪魔しないの。」



 龍と呼ばれた男に、『呪文』で黙らせられていた。ーーーー知らない呪文だった。ちょっと教えてもらう訳にはーーいかないのだろうかーー。解き明かしたいな。ちくしょうっ。



 龍という男が、俺を見た。そしてその唇が動いたのだった。


 「『ちくしょう』って『動物』の下卑なんだよね。余り好きな言葉じゃないな。ま、話進まなくなるから、今はやめておくか。卓、『一度帰る』ーーか?」


 「ああ。後『頼める』な? 龍。」


 「ああ、大丈夫。海達も『大人しい』だろう。『平気』だよ。紺、『無理』するなよ?」


 「……………………龍兄ちゃん……………………、『海』にまで………………『力』使ったの?」


 巧が言ったのだったーー『弟』をーー見て。『』が『何か』言いたそうだったのだがーー。




 「『直夏』サンも、『呪文』に掛かっちゃったの?何黙ってるの?ふふ」


 ユリナとやらが笑ったのだった。ーー言われた『スグナ』とやらは、彼女を見て、言った。



 「『呆れて』『モノ』が、『えない』の。ーーたくっ」と。






 「ーーーーーーーーーっ、むぐぅっ!ーーーーーーーっぷっはあ!っ、『龍』兄ちゃんひどいっ、『僕』を『巻き込ま』な・い・でよ!」



 「お、『海君』の『勝利』です。流石『俺等』の『弟』。ちょっと時間『オーバー』だけどな。な、『卓』。『大丈夫』そうだろ?」




 『アニ』はーー言ったのだった。××××××××××××××××××××××××××




 ❂__❂__❂



 「よし。紺は『大丈夫』だし、『仕事・・』しちまうか。『手分け』した方が、『効率』良いな。な、陸。」


 『美人』は『紺』を連れてーー『消えた』。紺はユリシアに、何か『言って』から、連れて行かれた。ユリシアは何やら『悲しそう』だった。ーー違うな。『寂しい』のか?




 「『ユリシア』。君等は『どうする』?」



 唐突に『リク』とやらが、言ったのだった。『手伝う』の?と。




 一瞬、呆気に取られた『ユリシア』が、元気良く「はいっ!」ーーと、答えたのだった。





 呆気に取られたのは俺だけでは無くーーリィンツィオ達もだった。因みにだが、何故か未だ、『少年』達の、『沈黙』は破られていない。ーー『もがいて』いたが。






 美少年『海』が『応援』していた。「頑張れ~。」と。





 構わずに『龍』とやらは、『陸』と『巧』とやらと、『打合せ』ていたが。ユリシアと、『ユリナ』と『スグナ』もーーそれを聞いていた。




 そして『陸』が又唐突に言った。




 『君等は?』と。『俺達』に。ーーーーーーーーーーーーーー





 「『自分』達の『星』だし、『自分達』ですくってみる?」と。





 俺やリィンツィオやディランズ達に、言ったのだった。真剣な、眼差しで。『ついでだからね』と。





 「ま、元よりそのつもりなんだろうけどさ。ーー」と。何の話だ?誰のーー話だ?




 「洸が先行してるから、『地上』は『大丈夫』だ。問題は『地下』だな。本当なら『卓』がやってくれる筈だったけど。……………」



 「龍兄ちゃん、なら『僕』行こうか?心配なら『海』連れてくよ。」


 「『巧』には『別件』頼みたい、な。しょうがない『奥の手』だな。『陸』が『いな』で行くか。くくっ、ごめんな陸。顔顰めるなよ。はは。」



 「不安しかないーー仕方無いか。いいよ、『諦め』る。ミスったら僕がとどめすからね?」



 「すなよ。」



 龍と呼ばれた『ドラゴン』が、苦笑したのだった。

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