“行って来た”よ?
「ただいま〜お父さ〜ん、此の子飼いたい。良い?」
と、“華月 海”は、帰って来た。××××××
「は? …………………海? 何、其れ? ………………………」
思わず言ったのは、太一だった。“其れ”は言い返した。
「! 失礼だな! ぼくを誰だと?! 気高き俊足の“翼”、“ムーンブルー・バード”様だっ!」
横で其れを聴いた“紺”は、突っ込んだ。「…………“瞬速”だからね?」と。“鳥”は“あ………”と、はにかんだ。××××××××××
“Moon・BlueBird.”当人が云う様に、“疾き鳥”だ。色も語る通り“月色”を思わせる薄い発光色の深き蒼色だった。“見惚れる”程の。
因みにだが、“此の星”の、謂わば「げっ、幻獣〜っ!!!!!ッぅ、いや、幻鳥ッ?!?!??? !」
だった。先の災害にて、絶滅と思われて在たーーだ。稀少種だ。何故?“在る”のか?
“海”の頭の“上”等に。××××××××××海は当然の様に、言った。
「え? 此の子?? 弱ってたから、エネルギー食べさせたら、見ての通り?」と。
「“超”懐かれた。」と、横で紺が、補足したので在った。
“陸”と“龍”が、「へえ………」と、感心して在た。
「丁度お父さん、“干支”集めたいとか言ってたから、連れて来た。飼おう? 此の子“乗り気”だよ。ね? “鳥”君?」
「坊っ! “名前”つけてほしい! 希望!」
「“坊”やめてくれたら、ね。お父さ〜ん? 駄目?」
「“その前に”、さ? 妙に“日本語”の流暢な鳥だな? 何でだ?」
「え?」 「“教えた”」 「から。」
“あ、そう”と陽藍は呆れたので在った。
「えっと。“子”、“丑”、“寅”、“卯”、“辰”、“巳”、」
「“午”でしょ? “未”、“申”、」
「“鳥”!」
「“戌”、“猪”…………豬?」
「“なつの”、」
「はい?」
「“亥”な?」
「………………っ、あ………………、! はずかしい……………ごめんなさい。」
「後、“鳥”君。」
「………………はい?」
「“酉”です。で、“鶏”な?」
「…………………え?」
「“鼠”、“牛”、“虎”、“兎”、“龍”、“蛇”、」
「“馬”、“羊”、“猿”、“鶏”、“犬”、“猪”の、意味な?」
海が干支を順に並べると、紺が引き継いだが、“なつの”が少し勘違いをしたので、“龍”が言ったので在った。其れを見た“卓”が、“鳥”へも“教えた”のだ。“ついで”と。
ふと、“紺”は、“其れ”を、見た。だから言った。“鼠も飼うの?”と。
❂ ❂ ❂
「…………………………ネズミ? 何処にだ?」
“カーズィ”が言ったので、紺は答えた。“あれ”と。倒れて在た“もの”を。流石に敦之が、目を剥いた。“は???”と。××××××××××
「……………………っ、? ……………鼠?」
紺はうんと応えた。頷いたのだ。倒れた男を、間違い無く示しながら。“? 僕だって狐じゃんよ???”と。
「“幻術”だよ。視たら“判る”じゃんよ? 敦之は。」
不思議でならないみたいな顔で、紺は敦之へ言ったのだった。
「“術”だから、直ぐ切れるんじゃ、無い? 僕が“解こう”か???」
周囲見渡し、“頼むわ………”と敦之は力無く言ったので在った。“カーズィ・キルシュ”も、思った。
“???ネズミ???”と。
「…………………“獅子”に『視える』ぜ? …………………っ」と。勿論敦之もそう思ったのだ。
獰猛な“獣”には“視えた”のだ、が。………………………………
“紺”は“瞳”を“本来の色”にしたので在った。感心したのは“ティティナウド”だった。そして言った。“腐っても「神」だね”と。にんまりして。
“紺”は“幻想”を、創り出した。嫌、“其れ”の“術”を解いたのだが、其の光景が幻想の様に思えたのだ。そう、
“惑わされた”のだ。“目撃した者達”は。“紺”の“力”に。誘われた。
そして覚醒めた。“解除”は“終わった”のだ。本当に猛々しい“獣”に“視え”た、“倒れし術使い”は、
「………………っ、“ちっちゃ”。っ、!」と、美津原 敦之に言われたので在った。本気で小さかった。
「……………………………………………………………………、“ハムスター”?」
「……………………………………………………………………、より小さいって、“此れ”。」と。
「…………………………………………。“阿呆”らしい〜。」と、
“華月 青”は、言い放った。なので“海”は、言ったのだ。
「青兄ちゃん?」
「ん?」
「“服”、汚れてるけど? 何か“埃”で。………………どうした、の?」と。
“ちょっと”と、兄は答えたのだった。“気不味そう”だった。
“海”は“観て在た”ので、知って在た。“なつの”と“紺”も。××××××××
♧ ♢ ♧
「さあ! “鳥”君! “許可”は“お父さん”に、貰うんだよ! さ! “懐い”て!(w)」
「ふふふ、“飼い”ましょう。よろしくね? “蒼い色”の、鳥さん? “海”の“母”です。“綺麗な”『色』ね。」
「!」
“蒼い”、嫌藍色の“鳥”は、ふらふらと“其の女性”へと、飛んで行った。
「っ、はっ、っ! …………………! “女神”様っ! 」と。
「あら、やだ。“可愛い”わ、ね。ふふふ。綺麗な“藍”色。ね? “陽藍”さん?」
“妻”の笑みに、“藍い色”は“はい、はい”と返して置いた。“わかった”と。“鳥”は早速“女神”に、癒された。××××××××××女神は“そっくり”と言って、悦んだ。“そっくり”はだからこう言った。
「………………………嘘? ……………………だろ? え、俺御前の前で“こんな”………………なの??」と。
勿論皆、“鳥”に“冷汗かいてどうする……………”と、内心で“突っ込んだ”ので、在った。×××××ד似てないから安心しろ”と。×××××××××××××××××××ד勿論”だが。
既に“鳥”は“女神”に、“デレデレ”だった。そして女神は“悪魔”の“一言”を、呟いたのだ。
「“耀”ちゃんに、する?」と。意図を理解し青褪めた耀、嫌、陽藍は、答えた。
「“バード”で良いんじゃ無いか…………………?」と。
無表情となり果たした“妻”に、返された。“嘘でしょ?”と。皆は思った。“……………………センス。”と。
××××××××××××××××××××××××××××××××
「あ〜“ウイング”に、しとくか? “無難”な処で。」
「あ〜“ウィザード”と合わせると、呼び易いかも、ね。良いと思う。後は当人次第。どう?“鳥”君?」
見兼ねた龍と卓が、そう言った。因みに呆れた“敦之”は、言ったので在った。
「嫌、此の“鼠”は、どうすんだよ?」と。“先ずは”と言ったのだ。“暢気だよな”と。××××××
すると“青”が、動いた。そして“それ”つまり“鼠みたいな何か”を、摘み上げた。ぎょっとし、止めようとした和希を他所に、こう言ったのだ。
「“僕”が“貰”う。」と。
✛ ✛ ✛
「は? おい、青っ其れはーーーー」
「何だよ。幾ら僕だって、こんな小さいの、嬲らないよ。」
「は? ……………………え? ………………………えぁうん。」
珍しくも“橋本 和希”は、動揺を垣間見せたので、在った。“友美”は“あらあら”と、言ったが。
友美の声を聴いた“和希”は、先ず“陽藍”の元へよろよろと向かった。そして言った。
「……………………“青”がっ! “成長”したっ、……………………! “赤飯”?」と。
「馬鹿いうなあ! 和希!!! 御前の“其処”が果てし無く腹立つんだよ! “バラす”かっ!?」
きょとんと。“橋本 和希”と“華月 陽藍”は、同じ様な表情で、青を見たので在った。そして陽藍は、言ったのだ。
「青、お父さんな? “青”の“事”『信じてた』ぞ?」と。つまり「いつか“こんな日”が、来るって。」と。
呆然と“父”を“見”た、青を傍から『観』ながら、すっかり“蚊帳の外”でこう言ったのは、
「“青”君だっけ? あの“人”………………、子供っぽい?」
「ミーディ、“やめて”おやりよ。」
「…………………“ショコラード”姐さんは、この“あと”は? “カンミ”に『帰る』の?」と。
そんな“様子”さえ、『観』ながら、“アレフゥロード・ガイサース”は、言ったので在った。“ガイサース様”と。
「ん?」
レイは相槌を打った。
「“私”は、強く“成る”道を、選びます。“後伝達”、宜しく御願いを、申し上げーーーー」
そして“レイ”は“言った”のだ。“遮り”ながら、
「“堅い”んだ、よ。だから。」と。「“其処”が“御前等”の足りない処だ」と。××××××××
アレフゥロードは、面食らったのだった。勿論“弟達”も。××××××××
呆れたより、“飽き”た“バーシル”は、海を掴まえて、こう言った。“で?”と。
海は振り向いた。“へ?”と。言葉と裏腹の“美少年”だった。“何?”と。
「“ダンジョン”は? 行きそびれたのか? 随分早く“戻った”な?」と、バーシルは言ったのだが、
利き耳を立てた“冒険者御一同”を、果てし無く“他所”に、きょと〜んとした、神の息子は、答えたのだ。
「“早かっ”た?」と。
「……………………………、?、え、…………………………?。は?」
バーシルは些か混乱を見せたので、海は小首傾げた。横の“紺”も、だ。そして言ったのだ。
「“鳥”君、“最下層”に『在た』んだよ。」と。
「お腹空いて、新しい“ダンジョン”見付けて、ごはん目当てで“飛び込んだ”んだって。けど、ごはん“無かった”って。でも“最下層”から“好物の香り”が、して。ね?」
鳥は頷いた。紺が続けた。
「だから“降りちゃった”、みたい。」と。
「然し。“僕等”が行かなかったら、“餓死”だったよね。」と。
「“ごはん問題”思ってたより“深刻”だったね。“私達”も、ごはんあげ、御手伝い、行く?」と、
“なつの”は言ったので在った。“カーズィ・キルシュ”は、問い掛けた。“アスタ”を、見てから。
“最下層、「魔物いたろ?」”と。海と紺と、なつの迄、“きょとん”と、したので在った。“カーズィ”を、見ながら。“まさか”と思ったカーズィが言う前に、海は言ったのだった。
「へ? 在たけど?」と。
「え、“愉しかった”よね? ね? 海? なつの?」と、紺は言った。海は其れに答えた。
「も、少し“強い”かと、思ってた。まあ、良いけどさ?」と。
“数秒後”、物語りなる“もの”は“御約束”で、“冒険者御一同”達は、悲鳴じみた“絶叫”つまり、叫んだので在った。“声に成らない声”で。
海はきょとんと問い掛けた。「倒して“良かった”んだよね?」と。「今更遅いけど。」とも。
“念の為”に。因みにだが、“絶叫”の“お陰”か、“鼠”が“起きた”のに、“青”は気付いた。勿論、
“他の面子も”だが。“あっ”と小さく、青は言ったので在った。




