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はじまり

 カーズィ・キルシュは冒険者と呼ばれる仕事を稼業にしている男だ。歳は27。冒険者歴10年目。


 恋人無し。家族無し。パーティーメンバーを持たぬ、ソロ冒険者。偶に依頼内容の都合で、人と組む事もある。そんな暮らしぶり。

 「すみません、そこの『道行く』おにいさん。ちょっと聞きたいんですけど。」



 ………………………………ざっしゅざっしゅざっしゅざっしゅ……………、………



 「ちょっと、」




 がしっ!





 「は?ーーなんだ『俺』か。ーーなんだ?」




 そうして『俺』は『この男』ーーと出遇であったのだったーー



 無視すりゃ良かったと。





 ❂ _ ❂ _ ❂


 今日はろくな仕事がなくて、それ程緊迫もしていないしと、仕事しなかった俺は、得物のメンテナンスやら装備品の手入れやらをする事にしたのだ。備品も減ってやがる。補充しどきだった。さてそれじゃと飯を食いながらの買い物へ出た訳だ。無論独りでな。


 つるんで仕事してる連中もいるが、義務じゃない。偶には『組む』事もあるが、俺は大概が単独活動だ。煩わしくもないし、人が嫌いな訳でもないが。


 店屋で顔を合わせれば、同じ席に着き話をするような同業者もいるし、別の稼業の奴等とも飲む。気が向けば他の街にも行く。旨い依頼が有ると聞けば、移動する事も有る。勿論未知の土地でもだ。


 人がいて街がありゃ、大概何処にでも行く。そういう『稼業屋』をいつしか誰が『冒険者』と呼び始め、名付けたのかはーー俺は知らない。ただ、そういう『稼業屋』なだけだ。ーー




 フリー・プレイヤーって事だよ。ま、『ノルマ』は在るがな。





 ❂   ❂   ❂



 「カーズィ、仕事か」


 「いや、今日は休んだ。」


 『なんだ?』と店屋の親父さんが聞いた。特に理由はないと答えた。



 「偶にはな。」ーーと。



 「リキュール・ポーションとな……」  「まてまて、急に注文するな。」



 そんなやりとりをしながら、俺は『道具屋』で買い物を済ませた。



 「あとは『い』か?」


 親父が言う。多分なと俺は返した。


 「足りなきゃ『作る』わ。大丈夫だろ。」


 「便利な奴め。商売あがったりだよ。まいど。またな。」


 「逆に『なんか』あれば、『依頼』してくれ。じゃあな。」



 俺はお決まりのやりとりをしてから、店を出たのだった。さて、飯いくかーー



 そう思った所に、『さっきのあれ』に話し掛けられた。そういう訳だ。



 変わった男だった。大丈夫、こいつ?『非力』そうだぜ?

 こんにちは。ご来場、閲覧、誠に有難う御座ます。とりあえず今回は設定だけ。

 エピソード的『はじまり』部分だけ、アップ致します。よければ又のぞいてみてください。

 有難う御座ます。ではではm(_ _)mぺこり

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