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最強な元囚人のスローライフは大罪ですか?  作者: 舵輪
第1章 《ロードウル王国編》
3/19

episode1 釈放と始まり

ここから一章始動です。

思想から、時間が経ってしまいましたが、よかったらお読みください!

酒場から一人の男が出てきた。


その男の名は、クリス・グリード。この国プリムガンの、英雄(ヒール)で、この国の全ての強欲の象徴である。


「はぁ〜、今日でもう出国(釈放)かぁ。名残惜しいなぁ。」


彼がこの国に来てから、早19年。彼はすっかり中年のおっさんと化していた。


「俺が死ぬまで国は出れないと思ってたんだが、32歳で出るとはなぁ。よし、今日から気ままで平穏なスローライフを送ろう!」


そう意気込んで国の出入り口である、プリムガン正門へとクリスは向かっていった。


そもそも彼は、この国への不法進入という大罪を犯し、その才能を認められ、この国の裏で活躍する、【七罪の使徒(セブンス・シンズ)】の一人であったのだ。


そして7年前、世界で人類と、魔族という種族の間で、戦争が起こった。人々はこれを、《凱界戦争》と呼んだ。


人類はこの戦争に勝つため、魔術などたくさんの技術を開発した。


その一つが【技術(スキル)】というものであった。人類がもともとあったものを発見した。というほうが妥当な言い方である。


彼は、それが発見される前から使用し、私欲に活用していた。いわゆる、天才というやつである。


そしてその戦争では、人類側の最終兵器として、【七罪の使徒(セブンス・シンズ)】が導入され、その功績が認められ、釈放に至ったのである。


そんなわけで、今クリスは正門の前にいる。


目の前には三人の人影があった。


一人目は、【暴食(グラトニー)】の黒いローブに身を包んだ少女、クレアである。こう見えて、19歳の戦闘狂(バトルジャンキー)である。


二人目は、筋肉質な40代のおじさまで【傲慢(プライド)】のグランである。彼は、七人のお父さんポジションである。


三人目は、【怠惰(スロース)】の、アインである。他でもない面倒臭がりの彼は、暇だという理由で、前の二人に連れてこられたのだ。


そんな三人と顔を合わせたクリスは、


「そんじゃ、行ってくる。一応帰ってくるから心配すんなよー」


といって、足早に去ろうとしたクリスは、忘れ物をしたことに気づく。


すると、グランが、


「これだろう、持っていけ。」


と、銀色の鈍く光る骸骨の仮面を差し出す。


「こいつを見るのも久しぶりだな。」


と、クリスは言い、【鑑定】のスキルを使う。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・【強欲の骸面(グリーズ・スカル)


囚人国プリムガンの【強欲(グリード)】のために特注で作られた仮面。これを装着することで、その身に眠る妖狐を解き放ち、莫大な力を得ることができる。


また、この仮面には進化の可能性が眠っている。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


そして、ステータスを確認した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


名前:クリス・グリード

Lv.25

年齢:32

性別:男

【称号】

・【強欲(グリード)

【ステータス】

体力:2500

魔力:3900

攻撃力:1300

防御力:1000

素早さ:2300

知力:5000

幸運:4500

【スキル】

・【鑑定】・【アイテムボックス】・【奪取(スティール)


【装備】

頭:

腕:【地獄犬の手袋(ケルベロスグローブ)

胴体:【地獄犬の上着(ケルベロスベスト)

足:【地獄犬の靴(ケルベロスブーツ)

アクセサリー:【強欲の骸面(グリーズ・スカル)※携帯状態】【幽々の外套(レイスローブ)※不可視状態】


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


一通りステータスを確認したクリスは、昔の記憶通りにプリムガンの隣(正確には国の中にプリムガンがある)の国である、ロードウル王国の王都へと向かっていく一本道を歩き出した。


すると突然、クリスから魔力が漏れ始めた。


次の瞬間、クリスの目の前に妖狐が現れた。

そう、この妖狐こそクリスの契約獣のグリードなのだ。


《よお、ってここどこだ!?》


「ん?おお起きたかグリード、ここはもう王都への一本道だぞ。」


と、クリスが言うが、


《は!?俺に一言言ってから出国してくれよ…》


と、グリードが言う。


「ま、成り行きでなんとかなるさ。」


などと話しているうちに、クリスは王都へと到着したのだった。

投稿頻度は低めです。それでもよければ引き続き見てってください。

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