episode11 未曾有の危機、襲来
今回は1000文字程度で短いですがどうぞ楽しんで!
ギルドを出た俺たちは、ゴルグさんの工房へ向かった。
工房に着くと、ゴルグさんはずっと待っていたようで、机と椅子が用意してあった。
「それで、要件とは?」
俺が聞くと、
「おう、あまり大きな声じゃ言えねえんだが、近くの森でスタンピードの魔力反応が出た。」
「スタンピードってなんなんだ?」
「クリスさん、スタンピードはごく稀に起こる暴走モンスターの大群です。それだけで街一つ壊滅することもあるとか...」
「そ、そんな大事なことを何故俺に!?」
「シーッ!声がでかい!町民がパニックになるからまだ言っていないんだぞ!」
「あっ、そうか。すまない。」
「いやいや謝るこたぁない。誰だってこんな話をされたらびっくりするわ。」
「それで?どうするつもりなんだ?」
「スタンピードは三日後の予定だ。それまでに冒険者全員に伝え、緊急クエストを出し、町民を避難させる。」
「了解だ。俺は何をすればいい?」
「そうだな、お前さんには冒険者への通達をお願いしたい。」
「わかった。それじゃあまた。」
そうして俺たちは来た道を引き返し、ギルドへと戻った。
ギルドで受付嬢さんに説明すると、緊急クエストを発布してくれたので俺は概要を説明した。
そうしてスタンピードへのカウントダウンが始まった。
スタンピードまであと二日。
今日は俺も町民の避難誘導を手伝った。
Bランクのセレナさんがいることにより、誘導はとてもスムーズにいった。
門の方では、衛兵と冒険者が協力して大型兵器の手入れをしていた。
他の冒険者達はスタンピードに備え各自武具の強化や訓練に勤めていた。
スタンピードまであと一日。
今日は、町民の誘導が終わり、俺たちも訓練に入ることにした。
平原の遠くの方は危ないので、門のあたりで色々なモンスターと戦っていた。
ここまでスタンピードへの対策は上手くいっているが、何かがおかしい。
全ての展開が早すぎるのだ。
このスタンピードには何か裏がある。
俺はそう確信した。
ここからは、それを探して行こう。
俺は少し日の暮れ始めた街を走り抜けていった。
スタンピードまで、後数時間。
全ての準備は整った。
さあ迎撃開始だ!
スタンピードまであと0時間。
【ちょっと小話】
Bランクの人は町民からの信頼が厚い人...って訳でもないんです。
何かセレナさんには裏がありそうな予感...
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