りったんの夢十夜(第九夜)
夢を観た。
親友のVから夫の浮気が酷いと相談を受けた。
Vの夫は昔から知っているが、浮気どころかV以外の女性と話もできない程なのだ。
Vの猛アタックで結婚にこぎつけたので、その辺りに不安要素はあるが、とても信じられなかった。
話を聞いて欲しいとVに言われ、Vの夫と会う事になり、ファミレスで落ち合い、話をした。かなり突っ込んだ事を尋ねたのだが、彼には全く疚しい事はないという。
別れ際にVによく説明してくれと懇願された。
私はファミレスを出るとVに電話をして、Vの夫の話を伝えた。Vは渋々ながら夫の釈明を受け入れ、彼を信じると言った。ホッとして通話を終え、家に戻る途中で私の夫とVの夫が言い争っている現場に出くわした。
二人はかなり興奮しており、とうとう夫が金槌を振り上げて殴りかかった。慌てて二人の間に入り、重傷を負って地面に倒れたところで目が覚めた。
夢ではなかった。私は集中治療室で生死の境を彷徨っていたのだ。