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異世界転生でチート男になってしまいました!  作者: てておん
児童期(低学年)
13/15

第13話 入学!

ご意見、ご感想ありがとうございます。

まとまった時間が取れた時に全話で

ご指摘頂いた点を直していきたいと思います。


ご意見・ご感想お待ちしております。

6歳になった。

アリスに任せていたプレリュード商会は地球の食べ物が大当たりし

たった3年で領地内の3大商会と言われるまで成り上がった。


醤油だけだったのを同じ発酵食品の味噌を販売し、食べ物で天ぷらや唐揚げ、エビチリ、ハンバーガーなどの和洋折衷様々な料理を提供していったことにより食ブームを築き上げた。


今でも初めの屋台は1号店として活躍している。

しかしあまりに商会が大きくなりすぎたために、本社として街の中心部に建物を建てた。

また郊外の広い土地には大量の味噌や醤油を作ったり保存する工場も建てた。

最近では食堂経営も初め、3号店まで進出している。


おかげで俺の銀行口座も様々な料理のアイデア料や単純に商会の売上が入ってくるので

一生遊んで暮らせる額が優に入っている。


(6歳にして働く必要が無くなった。とはいっても遊んで暮らすわけにいかんしな)


(さて、今日は学校の入学式だ。初日から遅刻して目立つのも嫌だから早めに学校へと向かおう。といってもすでに目立っている気はするが)


入学試験の日を思い出す。





「いよいよ入学試験の日ね!」


「そうだな。みんなで合格して同じ学校へ行きたいな」


「「がんばります〜」」


メビウスターはあれから3年、毎日のように魔法の練習をしたり遊んだりしていた。

サリは背も大きくなり、4人の中では一番背が高い。

小さいころに比べて随分スラっとして、ストレートの黒髪も長くなり、美人な女の子になっていた。

肌の色も透き通るぐらい白く、10人中9人は美人というだろう。


ハルとフユは対照的に背はあまり伸びなかった。

しかし小さいほうが、保護欲が湧くというのだろうか?

守ってあげたくなるような可愛さを持っている。

相変わらずの金髪の巻髪であるが、6歳になってもやはりお人形様のようである。


今は第3学校の校庭前に並んでいる。

サリ、ハル、フユ、俺の順番に並び個別に入学試験が行われるのを待っている。

いったいどのレベルの魔法が使えれば合格なのか分からないが

毎年500人が受験し、150人しか合格しないことを考えるとレベルは高そうだ。

その500人も多少なりとも魔法が使える自信があるから受験に来ている。


(とはいっても間違いなく俺らは受かるだろうな。手加減しすぎて逆に失敗するほうが心配だ。3人も恐らく多様性は無いが威力だけであれば3歳の俺並の魔法が使えるようになっている。サリがやり過ぎて校庭を破壊しなければいいが……)


サリの3つ前の人が試験場へと入っていく。


「おい、そろそろサリの番だがくれぐれもやりすぎんなよ。間違えても校庭破壊したらダメだぞ」


「分かっているわよ。校庭は破壊しないようにはするわ」


(本当に分かっているんだろうな。入学試験で校庭の破壊とか前代未聞だろうな)


サリの番がきた。

サリが中へと入っていく。


「サリちゃんがんばって〜」「一緒にうかろうね〜」


「サリ、やりすぎんなよ」

再三注意しておく。


サリが試験場に入って3分ほどたった。

屋外の校庭とはいえ、他の子がどのくらいの魔法を使っているのか分からないように

大きな仕切りがしてある。

そのため、こちらからサリの様子は見ることが出来ない。


ドンッッッ!!!


大地が揺れた。校庭の方からは試験官だろうか、大人の女の人が悲鳴の声を上げている。

周りの受験生たちも恐怖の色や困惑の色を見せている。


「なんだなんだ?」「地震か?」「いや、それにしても短すぎる」「まさか魔法か?」



(あちゃー、サリのやつこれウォーターカッターを使っただろ。手加減しろといったのに)


「プレ君、これはサリちゃんですね〜」

ハルが苦笑している。隣ではフユも同じ顔をしていた。


試験場が騒がしい。頻繁に人が出入りしているようだ。


「ただいま!」


「おい、サリ! やりすぎんなっていっただろ!」


「ちゃんと手加減したわよ!ウォーターカッター使ったけどいつもの半分程度の威力よ?」


(あー、こいつには手加減の意味を分かってないみたいだ。せめて水を1リットル出すとか人ぐらいの大きな火を出すとかっていうレベルなんだよ)


「まぁやってしまったものは仕方ないがこれからの生活が大変そうだな……さて、次はハルの番だな」


「いってきます〜」


ハルは成長して少しは常識を持ち始め自分の力を分かっているのでやり過ぎることはないだろう。


ハル・フユは何事もなく帰ってきた。

次は俺の番だ。


「プレ! 手加減しすぎて落ちるんじゃないわよ!」


「はいはい」


周りの人の目がおかしいように感じる。

まぁここは気にせずにいこう。


試験場へと入る。


「267番、ハンセン・プレリュード入ります」


試験官5人が俺を見てくる。


「プレリュード君か、君は普通の事を祈るよ……」

何やら疲れきった顔で言ってくる。


「ではまずは、面接からだ。なぜ君はこの学校に志望したのかね?」


典型的な質問が2,3個きたが難なくこなす。

サリが魔法を使うまでに時間がかかっていたのはここで時間を使ったからかもしれない。


「では、最後に君が使える最大の魔法を見せてくれ」


これが実技試験らしい。


仮説の実技試験場となっているとこを見る。

そこには直径10cmほどの穴が底なしに思えるくらい空いていた。


(サリはウォーターカッターを地面に使ったわけか。オーバーキルすぎるだろ)


あらかじめ使うと決めていた火の魔法で人ほどの大きさを作り出す。


「おぉ〜〜」

驚嘆の声が出る。


「さっきから常識はずれの魔法が3人も続いたから普通の魔法が出ると安心だな。」

試験官の1人が呟く。


(え?常識はずれが3人ってハルとフユはなにを使ったんだ?)


「これで君の面接は終わりだ。あそこのドアから出て行きなさい」


ドアを出ると3人が待っていた。


「おかえり!試験はどうだった!?」

サリが元気よく訪ねてくる。


「恐らく合格だろう」


「それより一体、ハルとフユはなんの魔法を使ったんだ??」


「氷魔法です〜」「同じく〜」


氷を作り出すには水魔法を分子レベルで完璧に制御しなければならない。

水分子の振動を止めることにより氷になるのだが、どうやら氷魔法が高度な魔法だと思ってなかったらしい。


「ここまで指導してきた俺が言える筋合いもないが、もうちょっと自重してくれ……」

プレは小声で呟くのであった。





(これが入学試験の時にあった事件だ。俺たち4人はめでたく合格し、第3学校へと通うことになった)


空き地ではなく学校の校門前へと集合する。

入学式の前にクラス分けがあり、まずはホームルームで時間を過ごしてから入学式らしい。


「プレ!遅いじゃない!」


「まったくお前たちは集合する場所が変わっても集まるのが早いんだって。」

どうやらいつも通り俺が一番最後に到着したらしい。


「「プレ君おはよ〜〜」」

ハルとフユは可愛らしい笑顔で挨拶してくる。癒されるものだ。


「じゃ、クラス分けの紙を見に行きましょ!校舎の出入り口に貼られているみたいよ!」


4人は歩いて校舎の入り口に向かって歩く。

幸い、校門から一直線に歩いたところにあったのですぐに見つけれた。

紙の前には新入生らしい小さな子が群がっていた。


順番に並び自分のクラスを確認する。


「あった、俺はSクラスらしい」

「わたしもSだわ!」「ハルも〜」「フユも〜」


どうやら偶然にも4人が同じクラスになれたらしい。

友達を作る心配もなさそうだ。


「4人同じクラスみたいね! ラッキーだったわね!」


恐らく入学試験の順番でクラス分けしているのだろう

Sの他にA、B、C、Dの合計5クラスある。

1クラス30人の5クラス体制だ。


「早いとこ教室に向かおう、初日から遅刻なんていやだ」


4人は足早に教室へと向かう。

新入生のために校舎内の入り口から様々な張り紙がしてあり、下駄箱に靴を入れて持参した上履きに履き替える。

そこから案内にしたがって校舎の1番下の階の手前の教室にSという張り紙がある教室へとはいる。

教室に入ると20人位はすでに着席していた。


(しかし、この教室男子が少ないな。ぱっと見、5人程度しかいないんじゃないか?これから増えるかもしれんが……)


「座席表があるわ!」

サリが教卓に置かれた座席表を発見する。


男女別の出席番号順らしく、俺は男子の4番目らしい。

そしてこのクラスには男子が5人しかいないらしい。これは早めに男子協定を結んだほうがよさそうだ。

左の前から4番目の席に着席し先に着席していた後ろの男の子に話しかける。


「こんにちは! これからよろしくね!」

子供らしい元気な声で話しかけてみる。


「あ、こんにちは。これからよろしくね」

落ち着きながらもしっかりとした声で返ってくる。


髪の毛はさらさらで前髪が眉毛の上で顔は少し丸顔だが体型は普通で普通だがどこか優しい印象を持つ。

まるでどこかの優しい貴族の坊っちゃんというのが第一印象だ。


「俺は、プレリュード。プレって呼んでくれ」


「僕はレオナルド。みんなレオってよんでいるよ」


この世界で初めて男友達ができた瞬間であった。

しばらく雑談をしていると教室に先生が入ってきた。


「これから1年間お前たちの担任をするマイケルだ。よろしくな」


「「「「よろしくお願いしますー」」」」


「これから入学式の説明をするがその前に、えーと、プレリュードお前はちょっとこっちにこい」


「え、俺ですか?」

急に名前を言われたことで声が裏返った。恥ずかしい。


「そうだ。後のみんなはちょっとまっててくれ」


俺と先生は廊下に出るとそこには1人の若い女の先生が立っていた。

身長は大人にしては低い。150cmほどしかないのではないだろうか。

しかし体は引き締まっているが出るところは出ている。顔も童顔だ。

髪はショートスタイルできめ細かいストレートだ。


「プレリュード、お前には入学式で新入生代表挨拶をしてもらう。詳しいことはこの先生に教えてもらえ。」


「え、なんで俺なんですか?サリじゃ無いんですか?」


「なるほど、サリはお前の友達だったのか。確かにあいつは魔法はこの学校創立以来ずば抜けた成績で合格しているがどうも、面接がな。。。そこで両方の成績が良かったお前が新入生代表だ。話は以上だ。俺は戻るぞ」


そう言ってマイケル先生はクラスへと戻っていった。


(まじかよおおお、そんな目立ちたくなかったのに新入生代表ってめっちゃ目立つポジションじゃん。サリのやついったいどんな面接したんだよ)

急な事態で混乱する。


「プレリュード君、はじめまして。このクラスの副担のスコッティと言います。君にはこれから新入生代表の挨拶の練習をしてもらいます。式が始まるまであと1時間あるので自分で台紙は考えてね」


(いや、学校側が準備しているもんじゃないの!?)

ますます混乱する。


「この学校では新入生の挨拶が1種のその学年のステータスの秤となっているの。だから頑張ってね」

(意味分かんねえよ。とりあえず後1時間しかないなら考えるしか無い)


あっという間に1時間が過ぎ、式が始まった。

式は体育館で行われ、保護者や全在校生が集まっている。

きっと母さんも来ていることだろう。

俺はクラスの座っている集団の席では無く、来賓や生徒会らしき席と同じように新入生代表として座っている。


校長先生の長い話に続き、来賓のお話、来賓紹介が終わった。

来賓で国の第4魔法師団の団長が来ていたのには驚いた。

どうもこの学校の卒業生らしい。


いよいよ俺の新入生挨拶の番だ。


「新入生代表挨拶!プレリュード君、お願いします」

司会が俺の名前を読み上げる。


「はい!!」

形式に則って元気に挨拶をし壇上へと向かい、壇上の前でとまる。

まずは来賓に向かってお辞儀をしてその後壇上の上に置かれている国旗に向かいお辞儀する。

これはスコッティ先生に教えられたとおりにやる。

そして壇上に立ち前をみると何百人もの人が注目していた。


(これはかなり緊張するな。あ、サリだ。あいつ絶対面白がっているだろ)

一つ深い深呼吸をし、


「期待と不安を胸に今日、学校の校門をくぐった私たちは第3冒険者学校への入学を実感いたしました。魔法を専攻にしている学校のため私たちが卒業する頃には社会へと貢献する人物へとならなければならないでしょう。しかし我々はまだひよこにしか過ぎません。これから先、保護者の方にはもちろん、先生方にもたくさんの迷惑をかけるかと存じます。しかしどうぞ暖かく見守っていただき、ご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。新入生代表、プレリュード」


そう言い切って頭を下げる。

すると体育館が割れんほどの拍手が鳴り響く。

恥ずかしい気持ちになりつつも頭を上げて壇上を後にする。


その後、生徒会長挨拶や校歌斉唱などがあり入学式は無事に終わる。

どのタイミングでクラスに戻ろうかと思っていると声をかけられる。


「先程の挨拶は素晴らしいものだったぞ。ここ数年、入学式を見ているがあんなに素晴らしい挨拶は見たことがない。これからが楽しみだな」

そういって声をかけてきたのは第4魔法師団の団長であった。


「どうもありがとうございます」

礼をしておく。


「挨拶が遅れたな、私はサムエルという。一応魔法師団の団長だ。君が興味あるなら一度軍の練習に顔を出してみるがいい。きっといい経験になるだろう」


「ご丁寧にありがとうございます。もし機会があれば伺わせてもらいます」


「礼儀の正しい子だ。ではまたいつか会えることを期待しているよ」


サムエルは体育館を後にする。


(俺もクラスに戻るとするか)

そう思い立ち上がると


「プレリュード君、ちょっと待って。これから生徒会の説明をするわ」

先ほど生徒会長挨拶をしていた女の子が声をかけてきた。


「あなたにはこれから生徒会に入ってもらうわ!」


「……え?」

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