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99。  作者: ある。
7/13

6 The first duty (初任務)


ほのぼの。

この場はそんな言葉が似合っている。

そんなほのぼのとした空間を一瞬で打ち消す、

音が鳴り響いた。

ジリリリリリリ、けたましい音が部屋に、拠点中に響く。

そして、皆の雰囲気は『ほのぼの』から『ぴりぴり』に変わる。

そして、機械の音声が言葉をつむぐ。

〔東京都、B地区ニ精霊反応ヲ確認。B班ハ直チニ出動セヨ〕

機械はカタコトに言葉を並べていく。

B班、は自分の所属する班。

エラは緊張と、不安。そして少しの期待が心の中で入り混じっていた。

モコロは、ザッと立ち上がり、煙草をくわえ、

ボッ、とライターで火をつけた。

皆もザッと立ち上がる。

「てめぇら、準備はいいか。」

モコロは、フーッと煙を吐き、言った。

皆、返事を声にはせず、ただ首を縦にふる。

「行くぞ」

ギィイと木がきしむ様な音がして、扉が開く。

6人は、先程まであった優しい表情を顔から消し、

真剣な表情で、一歩を踏み出した。

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