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99。  作者: ある。
5/13

4 Friend = family (仲間=家族)


「そういやぁお前、名前は?」

橙頭の彼が、頭の後ろで腕を組み、言った。

「そういえば、自己紹介がまだでした・・」

エラは、表情を和らげた。

「私の名前はエラです・・・コードは、見ての通り99です」

エラは、自分が研究所で見つけたワンピースを少しめくり、

右の太ももを見せた。

「・・・99、か・・。」

橙頭の男が、小さくつぶやいてから、自分も名乗った。

「俺はモコロ。コードは07だ。・・こっちはココで、むこうのがフィオナだ」

水色の髪の少女、眼帯少女の準に指差す。

「ココです!コードは45だよ」

ココはニコと笑って言った。

「・・・・フィオナ、だ。コードは98。」

フィオナは、少しだけ頬を染めていた。


「じゃあよ、俺らのチームにエラも加わるか?」

モコロの突然の提案。エラは驚き、「ふぇ?」と間抜けた返事を返す。

「あぁーっ!モコロあったまいぃ~あたし賛成だなぁ」

ココは手をブンブンさせながら、言う。

「・・・・・私も、チームに入ってほしいと、思う・・」

フィオナも賛成のようだ。


「じゃ、じゃあ・・・今日から厄介になろうかな・・!」

エラがニヘ、と笑うと、

「「「大歓迎」」」

3人は、優しく笑み、そう返してくれた。



エラは、再び感じた『家族』のぬくもりに、


泣きそうになる衝動を、ぐっとおさえる。


そして、3人に精一杯笑ってみせた。

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