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8話

不破が帰った後、俺はカバンを取りに教室に戻った。もし陽キャに囲まれて何とか走って逃げたときカバン忘れてたら意味無いだろと思うかも知れないがそこは安心して欲しい。しっかり財布はポケットに入れていた。まあそれも杞憂だったんだけど。




「夜見、危機一髪だったな。どうやって脅したんだ?」




「まあ俺はお前が無事そうで安心したぞ_____チッ!ぼこぼこにされれば良かったのに」




「お前ら心の声が漏れてるぞ」




どうやら俺がリンチにされるのを楽しみにしていたらしい友達(最早友達かどうかも怪しい)が声を掛けてきた。しかしこれで告られてきたとか言ったら殺意を向けられるだけでなくガチで殺される。ここは適当に誤魔化すか。




「偶々不破の弱み握ってたからそれをちらつかせて脅した」




これでクズっぽくこの質問を乗り越えつつ、不破に一切迷惑がかからない。俺の完璧なる立ち回り。まるで将棋だな。




「お前やってんなーww」




「っていうかあの不破の弱みって何だよ?」




どうしようこの質問に対する答えを考えていなかった。




「それを簡単に言っちゃ弱みになんねえだろ。そういうのはずっと取っておくんだよ」




よっしゃ!!アドリブでそれっぽい返しができた。もうこれクズの才能があるだろ。




「そういやそんな事どうでもいいや?」




「は?」




こいつら俺を煽るために教室に居たんじゃねえのかよ!!?




「そうそう夜見!俺等に勉強を教えてくれ!!」




「期末テストが近いんだよぉ!」




何だそんなことか。確か再来週だったっけ?俺はいつも通り課題だけをこなしておくか。そいつ等が俺にそう頼むと教室で集まってスマホゲーをしていた奴らもこっちに来てお願いしてきた。




「すまない!俺らも頼む!!8科目の半分以上が赤点だったら合宿に行けないんだよぉぉ!!」




確かにここは日本有数の進学校だ。テストの難易度は他の高校よりも段違いに高い。ギリギリで入試に合格した人は初回のテストからかなりきついだろう。




「しゃあねーな!!みんな分からない問題持って来い!!全部教えてやるよ!!その代わり見返りは多く貰うぞ!」




ここはもう覚悟を決めるしかない。行くなら皆で合宿に行きたいしな。




「ありがとう!今度絶対にご飯奢るから!」




「俺も!」




「僕も!」




「その代わりテストの日までゲーム禁止だぞ!」




流石にゲームとかしてたら上げれる点数も上げられない。でもどうせこいつらはログボだけとかデイリーミッションだけとかそんな事を言ってくるだろう。




「おいおいそりゃ酷いぜ!流石にログボとミッションはやらせてくれよ!!」




「そうだそうだ!」




ほら言ってきた。何もかも予想済みだ。




「じゃあお前らはもう教えねえぞ。よしこの条件満たせるやつだけで勉強会な」




「「すみませんでしたー!!」」




泣きながら俺に抱きついてくる。やっぱりみんな合宿に行きたいんだな。




「じゃあ改めて、ここにいるみんなで合宿に行くための勉強会を初めるっ!!」




俺は高らかに宣言する。




「「「「「よっしゃー!!」」」」」




早速みんなから分からない問題を聞いて教えようとしていたところ教室のドアが開いた。




「その話聞かせて貰いました!」




そこに立っていたのは....




「「「「「綾崎様!?」」」」」




「綾崎!?」




そうこの学年の美人No1、綾崎だった。



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