71話
「こんちわー」
とある日の放課後、俺は生徒会室へと足を運んでいた。生徒会の仕事って皆がわからない所でかなりの量やってるからあんまり周りからは評価されないんだよな。別にどうでもいいけど。
「おぉ!夜見君!!待ってたよ!!」
「夜見君、ちょっとこっちに座ってください!!」
俺は生徒会室に入ると同時に山田先輩と綾崎に引っ張られて椅子に座らされた。向かいには会長が座っており、机にはオセロが置かれてある。
「えっ!急に何!?」
急な出来事に驚き俺は綾崎と先輩に聞く。
「さっきからオセロをしているのですが会長が強すぎてどうやっても勝てないんですよ」
「そこで地頭がいい完璧な夜見君に私達の仇をとってもらおうって訳!!」
えぇ、俺オセロをそんなにガチでやったことが無いんだけど...。勝てる気しねぇ。
「夜見君でも綾崎君でもかかってくるがいいさ!今の僕は負ける気がしないからね!!」
会長が俺たちに向かってそう言った。口には絶対に出さないけど会長、悪役似合いますね。
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十数分後...
「33個で僕の勝ちだ!!」
先輩が31手先で君の詰みだみたいなことを言っているな。
「うわぁ、31個だ。もう少しだったのに...」
結果はギリギリ負けてしまった。まじで悔しい。次までにオセロの勉強してこようかな。
「惜しかったですね」
「うわぁ、未経験であそこまでうまいのやば!!」
山田先輩と綾崎の仇は取れなかった。あー、もう一回してぇ!!
「どうやら夜見君でも僕の敵にはならなかったようだね」
「え、でも結構ギリギリだっt」
「さて、次は誰が掛かってくるのかな!?」
俺の発言を会長が遮ったと同時に生徒会室のドアが開いた。
「皆、何やってるの?」
高嶺先輩...だと....!?先輩が入ってきた瞬間に綾崎と山田先輩が説明を始める。
「会長とオセロをしていたのですが誰も勝てなくて...」
「夜見君は惜しかったんだけどね~。というわけで!月果!!君の出番だ!!」
高嶺先輩が座れるように俺は席を譲る。
「俺等の仇、取ってください」
「えぇ...わ、わかったわ!頑張ってみる!!」
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数分後...
「これで全部白色になるね。やったぁ全消し僕の勝ちー!!」
「あれ?もう負けちゃったの?」
高嶺先輩は会長に瞬殺されていた。試合を見ていたが余りにも弱かった。
「月果よっわ!!よっわ!?」
「先輩、お疲れ様です」
「おい綾崎それ煽りにしか聞こえないぞ」
先輩の弱さに皆驚いていると生徒会のドアがまた開いた。
「皆.......何してるの....?」
小幡先輩!?いかにも強そうな雰囲気ある(偏見)し勝てるかも!?




