60話
クイズ大会は体育館で開かれるらしい。最初は丸罰ゲームを10問行い、全問正解したペア達で早押しクイズをして1位を決めるといった内容だ。全部綾崎から教えてもらった。この学校は進学校だしどうせクイズも勉強に関することだろう。高校3年の問題とかはなかったらいいなぁ。俺と綾崎が体育館に着くと誰かから声をかけられた。
「おぉ夜見!ここにいたか!!」
「あぁ、お前らか...あれ?お前ら仕事は?抜け出してきたのか?」
いつもよくつるんでいる友達がこっちに向かって来た。なんでこいつらサボってるんだよ!俺もサボりたかったって!!
「おまえじゃねえんだからサボるわけねえだろ!」
「俺のクラスで全部売り切れて売れるものがなくなったから各自自由行動になったんだよ!」
「そんなに!?いいなぁ俺も午後が良かった」
こいつら1時間ぐらいしか仕事してねえじゃねえか。羨ましすぎだろ俺は3時間ぐらい女装して廊下立たされてたんだぞ。
「で、なんで来た?」
「え?綾崎様が夜見と一緒に回ってるって噂を聞いたから夜見と一緒に回れば綾崎様と回れるからに決まってんじゃん」
「きっっっっっしょ」
こいつら終わってるわ。あとそう言うのは本人の前で言わないだろ!綾崎ちょっと困った顔してるじゃん!
「まあ俺らもクイズに参加するからよろしく!!」
俺たちの感動の再開?が終わったところで司会の人が前に出てきて進行を始めた。
「今からクイズ大会を始めまーす!最初は丸罰ゲームです!この後、10問問題を出すので丸だと思うペアは左、罰だと思うペアは右に行ってくださーい!!」
綾崎は俺に向かってガッツポーズを作り話しかけてきた。
「夜見君、頑張りましょう!!」
「おぉ!頼りにしてるぞ!!」
綾崎は頭がいいから普通に頼りになる。
「ちっ!いちゃつきやがって」
「忘れ物した!包丁取りに帰るわ!!」
「おいそれ殺そうとしてないか!?」
俺達が無駄な会話をしていると第一問目が司会によって読み上げられた。
「第一問!日米和親条約が締結された年は1853年である。〇か×か?」
おぉい!初っ端から思っていた5倍ぐらい難しい問題が来たな!?ええと確かペリー来航が1853年で日米和親条約がその翌年に締結されたから...答えは×だな。難易度高すぎだろ!!
「これは×ですね。でも一問目でこの難易度は高いですね...」
俺達は×の方へ移動する。
「夜見達が×に移動したしどうせ×だろ。俺達もついていこうぜ」
「あの綾崎様もいるしな。ついていけば間違いはないだろ」
そういって友達も俺たちの後ろについてくる。こいつらずるくね?
「正解は×でーす!不正解だったペアはもう終わりです!後ろで座って待っててくださーい!!」
「よし!!」
「やった!まずは正解です!!」
初手落ちではなかったことに安心する。でもこれ一問も間違えられないってことだよな?うわー、完全に舐めてた。




