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58話

今日から再開します。ずっと投稿出来ず申し訳ありませんでした

『皆さん、文化祭を楽しんでいますか?まだまだ文化祭は終わりません!午後の部、始まりです!!』


午後の部の開始を告げられるアナウンスが流れる前に綾崎とクレープを食べるために待っていた俺達は開始と同時に教室の中に入ることができた。まあほかに待っている人は1人もいなかったんだけどね。開始したばっかりだし仕方ない。


「おぉ、唯桜じゃん!お前の女装可愛かったぞ!!」


「最初に本当に夜見かわからなかったもん!!」


教室の中に入るとすぐに俺が来たことに気付いた零やその友達が話しかけてきた。


「恥ずかしいから見てほしくなかったんだけど」


「えー、似合ってたのに...あ!そうそう、注文は?」


零は思い出したかのように俺に注文を聞く。


「ええと、いちごと...綾崎は?」


「じゃあ、私はブルーベリーをお願いします」


綾崎の分も一緒に注文するため俺は綾崎に何を食べたいか聞く。すると零は大きな声を厨房の方に出した。そしてそのあとにハッとし、驚いた顔で俺に指をさしてきた。


「いちごとぶりーべりー作ってー!!ってえ!?お前綾崎さんと付き合ってるの!?」


「夜見の後ろにずっといたからまさかとは思っていたけど一緒に回ってるとは...!」


零だけでなく零の友達も驚く。


「ちげぇよ!お互い一緒に回る人がいなかったから回ってるだけだよ!誘おうと思っていたお前ら全員午後に仕事があったからな!!」


俺達がぎゃあぎゃあ言い合っていると厨房であろうところから人が出てきた。


「声が聞こえると思ったらやっぱり!!唯桜っちじゃん!久しぶり!!」


「おぉ!久しぶり!」


出てきたのは不破だった。夏休みが明けてからだいぶ話していなかったからあのカラオケぶりだ。


「あややもいるじゃん!久しぶりー!」


綾崎は自分に対して言われていると気づかず1秒ぐらいきょとんとしてたが自分に対して言われているということに気付き挨拶を返した。


「不破さん、こんにちは」


「あややは唯桜っちと回ってる感じ?」


「はい、一緒に回ってもらってます」


「いいなー。私も唯桜っちと一緒に回りたかったなぁ」


不破がそう言うと零とその友達はまた驚いた顔で質問してきた。


「え!?お前不破とできてんの?お前、二股だけはやめろよな」


「確かに...二人で遊んでたっていう目撃情報も聞いたことあるぞ!」


「ちげえよ!どっちとも付き合ってねえよ!ただの友達だよ!!しっかり話聞いとけ馬鹿ども!!」


そのようなうわさを流されると面倒なことこの上ないので俺はしっかり訂正する。


「はいはい。じゃあこれ、イチゴとブルーベリーね。二つで1600円です」


俺はブルーベリー味のクレープを綾崎に渡してから綾崎よりも早く財布から1600を取り出し零に渡した。


「あ!私払いますよ!!」


「大丈夫だから!」


「すいません。ありがとうございます!」


でもこのままじゃ別にこいつそんなクズじゃないんじゃねって思われそうだな。そんなときはこのセリフを言っておけばいい。


「よし、これで俺の好感度も上がったな」


「唯桜っち、最後の一言で台無しだよ...」


俺が不破に突っ込みを入れられたのと同時に新しいお客さんが入ってきた。


「じゃあ俺ら、ほかのところ回ってくるわ」


「おう!ご来店ありがとうございましたー!!」


「ばいばい、唯桜っち!あやや!」


俺たちはクレープを手に教室から出た。...クレープを買っただけなのにものすごく疲れた。

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