53話
昨日、会長が大量の仕事を押し付けてくれたおかげで俺はずっと作業をしていた。慣れていないってう言うのもあるけど帰ってから結構な時間やっても終わらなかった。はぁ、何とか今日の放課後までには終わらせたいし授業サボるか。次の2限目の英語は...別に行かなくても良いか。俺英語できるし。でもやる場所がなぁ...あ!生徒会室使えばいいじゃん!!俺は渡された大量の仕事を抱えて生徒会室へ向かった。
「「「え!」」」
生徒会室に着きドアを開けるとそこには3人の先輩がいた。
「せ、先輩たちは何でここにいるんですか?」
「私たちはこの時間は授業がないのでここでお話をしていたの」
「あれ?1年生はこの時間、授業あったよね?」
やばい!授業をサボっているのがバレたら面倒くさい事になってしまう。どうしたものか。俺だって馬鹿じゃない。今まで、嘘をつくとそのあとにもっと面倒くさい事が起こるということはもう学習している。うーん、やっぱり正直に話すか。
「英語だったんですけどサボってきました。明日はバイトがあるのでそれまでに昨日渡された仕事を終わらしたくて」
俺がそういうと俺が来たことに驚きもしなかった小幡先輩がいきなり口を開いた。
「...授業は出た方がいい。英語は凄く大切...」
「一応俺、英語喋れますよ。だいぶブランクありますけど」
俺はしれっと俺できますよアピールをした。まあ英語以外も数か国語は話せるんだけどね。最近全然復習してなかったから今完璧に覚えているかどうかはわからないけど。
「えぇ!すごいね!!」
「これも会長が夜見君を生徒会に入れた理由の一つなのでしょうね」
よし、授業サボったことも何故か許してもらえてそうだし作業するかぁ。そう思い俺は昨日渡されたプリントを机の上に置いて用意をする。
「あれ?そういえば昨日渡された仕事ってあの滅茶苦茶大量に渡されてたやつだよね?」
「はい、今日中に何とか終わらしたくて...」
「「あの量を!?」」
山田先輩と高嶺先輩の声が被る。小幡先輩は声には出していないものの目を見開いて驚いていた。なんで先輩たちはこんなに驚いているんだ?
「ち、因みに、後どのぐらいかしら?」
「ええっと、最初に100枚ぐらいあったので...大体あと20枚ぐらいです」
「はっや!!エ〇セルとか使っているの!?」
山田先輩がそう聞いてきた。
「いや、暗算ですけど」
「すこし...見せて...」
俺がそう言うと先輩たちは机の上に置いていた俺がもう終わらしたプリントを見始めた。
「計算間違いの1つもないわね...」
「す、すごい...!」
「すごい後輩が入ってきたもんだな!最初はクズっていう噂を聞いてちょっと怖かったけど今は仕事ができすぎて怖いよぉ!!」
これは認めてもらえた...のか?とにかく昨日よりは信頼して仕事を任せてもらえるだろう。とりあえず一安心だな。




