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49話

「ほら、完成しましたよ。鏡を見てください」




俺が綾崎に着替えさせられた後、綾崎が「ついでにメイクもしちゃいましょう」とか言ってきた。勿論俺は全力で拒んだが俺より強い綾崎に力で無理やり抑えられなすがままにされた。これが弱肉強食か。俺はお人形さんじゃねえんだぞ!!因みにウィッグもつけられた。入手経路は何故か俺のクラスに持ってきてるやつがいてそいつから綾崎が借りて俺に被せてきた。




「自分の滑稽な姿を見たいとは思わない」




「そうですか、では教室へ戻りましょう」




俺は綾崎に手を引かれ空き教室から出る。他の皆はもう帰ってたりしないかな?っていうか俺が教室につく前に帰れ。




「本当に教室に戻らないとダメ?」




「はい、皆にこの姿の夜見君を見てもらいたいので」




あ、悪魔だ...!綾崎はいいやつだと思ってたのに!!綾崎と教室に向かっていると見たことあるような人影が向かってきた。




「綾崎君じゃないか。こんなところで会うなんて奇遇だな」




会長じゃねえか!!こんな姿見られたら終わりなんだけど!!まあもう見られてるんだけどね!!もう遅いかもしれないが俺は綾崎の後ろに隠れる。




「会長さん、こんにちは」




会長に話しかけられた綾崎は律儀に挨拶を返す。




「ところで後ろの子は綾崎君の友達かな?」




あれ?バレてない?あまりにも通常時の俺とかけ離れすぎて気づいていないのか!!よし、このままバレないように直ちにこの場から去ろう。俺が綾崎にそうアイコンタクトを送ると綾崎は笑顔で返事してくれた。




「これは夜見君です」




「おい!!まだバレてなかっただろ!!なんでバラすんだよ!!」




「えっ!確かによくよく見ると夜見君だな。普通に女の子かと思ってしまったよ。


ま、まあ人の趣味はそれぞれだし良いんじゃないのか?」




バレたしさらに変な誤解もされたじゃねえか。綾崎許すまじ!俺が綾崎をにらみつけると綾崎も流石にちょっと怖かったのか会長の誤解を解いてくれた。




「なんだ、そういうことだったのか。夜見君もしんどいだろうが頑張りたまえよ」




可哀そうだと思ったのか急に会長が同情の目を向けてきた。そっか会長も名前とかでしんどい思いしてるもんな。




「すいません、私たち教室にクラスメイトを待たせているので」




「こちらこそ急に話しかけて悪かったな。ではまた来週の生徒会で」




そういうと会長は去っていった。はぁ今から教室に行くのか。




「教室につきましたよ」




「入りたくないー!」




俺が拒否してると綾崎がいきなり教室のドアを開けた。全員がこっちを見てくる。するとある一人が口を開いた。




「やっぱり夜見は逃げたかぁ」




隣にいた女子も続いて口を開く。




「ところで隣にいる女の子は誰なの?」




綾崎が問いかけられた質問に答える。




「夜見君ですよ?」




「いやいや、あいつは顔はいいけどそんなにかわいいわけないだろ」




信じられてない?たとえ恰好がいつもと違ったとしても友達に気づかれないのは悲しいんだけど。仕方ない、自白するか。




「いや、俺なんだけど...」




するとみんなの顔が普通の顔から驚きの顔に変わった。ちょっと面白いな。




「この声、もしかして...」




「「夜見!?」」




俺と綾崎以外のクラス全員の声がハモった。

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