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48話

「衣装を買うお金がない!!」




教室に友達の叫び声が響き渡った。お金がないということは衣装は買えない。ということは...女装しなくても良い!?あー、女装したかったなー(棒)。お金がないんだったら仕方がないよね。ほんとーにざんねんだ。俺が心の中で喜んでいるとある一人が意見を出した。




「女子と男子で制服交換すればよくない?うちら男女比一緒なんだからさ」




「確かに!!じゃあそれにするか。各自男女で制服交換して!」




その話を聞きほかのクラスメイト達は次々に約束をし始める。え!?俺女子からクッソ嫌われてるから交換してくれる人なんて...あ!一人いるな。そいつに頼むしかないかぁ。




「綾崎、すまないが制服交換してくれないか?」




「はい、私も夜見君に頼もうと思っていたんです」




「じゃあこれで交渉成立だな」




何とか女装の衣装はゲットだな。ん?これ誰にも頼まずに衣装をゲットしていなかったら女装しなくてもよかったもでは?うわやらかした!!




「夜見が王女様と制服交換するらしいぞ」




「カス〇ね」




なんか聞こえてきたような...気のせいか。




「皆明日は体育で一日中ジャージだからその時に試着してみよ」




明日着ることが決定したようだ。マジで最悪。




________________________


翌日、文化祭準備の時間。




「じゃあまずは夜見から着てくれない?」




陽キャの女子からいきなり指名された。ふざけんな!絶対に嫌だぞ!!




「なんで俺!?」




するとそいつはほくそ笑みながら俺に向かって言ってきた。




「理由とかどうでもよくない?早く着てよ」




こいつはあれだ。嫌いな奴の陰口言いまくるタイプの人間だ。マジでキモイな。どうせただ俺のことが嫌いなだけに決まってる。クッソこんな辱めを受けるのなら女子から嫌われないようなクズのうわさを流しておけばよかった。




「まずまずお前は何様なんだよ。本当にキモイ」




「はぁ!?あんたにだけは言われたくないんだけど」




俺が適当にあしらっているとある友達ががスマホでカメラを起動し始めた。おいおいおいおい!




「夜見の女装絶対に写真撮ってばらまいてやる!」




「本当に頼むから盗撮はするなよ!!」




はあ、憂鬱だ。着るといってもスカートの造りとかよくわからないし半袖半ズボンの体操服の上から綾崎に着付けてもらうことになった。流石に教室で着付けてもらうのは恥ずかしいし別室の空き教室へ移動する。




「綾崎、このまま俺体調崩したってことで帰るわ。皆には綾崎から説明しといて。じゃ」




俺はダッシュで空き教室から出ようとした。が、綾崎が俺の腕をがっちりと掴んだので阻止された。あーそうだった。山登りの時からもうわかってるじゃん。綾崎の方が俺より力あるって。




「逃げようとしても無駄ですよ。さあ早く着替えちゃいましょう」




「や、やめろーーーーー!!」

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