39話
「じゃあ着替えてもらうのでこちらの試着室に入ってください。その中に服が有りますのでそれを着てください」
「了解です」
「わかりました」
俺達はさっきのデザイナーさんにそれぞれ案内されて試着室に入った。2セットもハンガーにかけられた服が用意されてあった。この短期間でこんな大きな服屋にある服で俺に似合うものを見繕えるな。流石はプロ、普通にすげえ。とりあえずすぐ着替えるか。俺は一瞬で着替えると試着室を出た。
「あのぉ、着替え終わりました」
俺はデザイナーさんに話しかける。
「やっぱり服を変えて正解でした!!あなたの彼女がまだ着替え終わっていないからちょっとだけ待っててくださいね」
「俺達、付き合ってませんから!!」
「まだ付き合っていないのですか。ごめんなさいね」
勧誘をしてきた男の人にも間違えられたが俺と綾崎はそんなにも付き合っているように見えたのだろうか?そんなことを考えていると綾崎が試着室から顔をのぞかせた。
「ごめんなさい、これで良いのかわからないのでデザイナーさんに見てもらいたいのですが...」
「わかりました」
デザイナーさんは綾崎の試着室の中に入る。
「物凄くきれいです!似合っていますよ」
「あ、ありがとうございます」
試着室から声が聞こえてくる。そんな会話を聞いてしまったら綾崎がどんな服を着ているのか気になるな。どうせ美人なことは変わらないだろうけど。
「夜見君、似合っていますか」
試着室から出た綾崎は俺に聞いてきた。綾崎はパーカーとジーパンというラフな格好をしていた。すげぇ似合ってる!!このデザイナーさんは天才か!?綾崎は普段なら絶対にこんなラフな服を着ないと思う。これがギャップ萌え?というものなんだろうか?
「綾崎、似合ってるよ」
「ありがとうございます。夜見君もかっこいいですよ」
「ありがとうな」
お世辞でも綾崎に褒められるのはうれしいな。
「イチャイチャしている暇はありません、すぐに撮影が始まりますよ」
勧誘してくれた男の人に話しかけられた。
「「イチャイチャなんかしてません!!」」
俺達ってそんなにも付き合ってるように見える!?なんでぇ!?絶対釣り合ってないだろ!!
「撮影はあちらでやりますので付いてきてください」
俺たちは男の人たちについていく。
「ん?」
あれ、なんだかいろいろな人から見られてるんだけど...。今回は綾崎が見られているだけでなく俺も見られている。特に女の人から。これが服パワー!?
「なんだかいろいろな人から見られているんだけど」
「それは夜見君がかっこいいからですよ」
「服だけでそんなに変わるか?そういえば俺メイクとかしてないけど大丈夫そ?」
いくら服が良くても顔が終わっていたら意味がない。せめてちょっとぐらいましにしておきたいんだが。
「あなたはそのままで十分かっこいいので勧誘したんですよ」
これが社会人のお世辞か。そんなことを思っていると撮影場所についたようだ。カメラマンさんがカメラを用意していた。
「夜見君、一緒に頑張りましょう!!」
いやぁ可愛すぎる。
カクヨムで最全盛期ぐらい伸びてます!カクヨムではだいぶ先まで話が投稿されているのでぜひカクヨムでも読んでみてください。
一応リンク
https://kakuyomu.jp/works/16817330652284679765




