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31話

「そっか門限があるのか。じゃあ家まで送るぞ」




「いえいえ申し訳無いです。大丈夫ですよ」




綾崎が遠慮するが漢としてここは引けない。




「このあと綾崎がナンパされたりしたら絶対逃げられないじゃん!!とにかく家まで送るから!!」




「なにもないと思いますけどいざというときのためにお言葉に甘えさせてもらいます」




綾崎クラスの美人には何があるのかわからない。本当にナンパされる確率も綾崎レベルなら全然あり得るし。そんな事を考えながら俺も綾崎と一緒に玄関を出る。




「お邪魔しました」




綾崎が姉に挨拶をする。




「唯桜に襲われないように注意してね」




「ふざけんなクソニート!俺がそんな事するわけねえだろ!!ついでに今から一緒にハローワーク行くか?」




「私はもうネットで仕事を見つけたんですー!帰ってきたら見せてあげるから」




「その嘘去年もついてたぞ」




「今回は本当なのに!」




俺が帰ってくるまでに何か騙せそうな画面用意してるんだろうなぁ。




「あのぉ、そろそろ門限があるので帰りたいのですが...」




ごめん綾崎、忘れてた。




_____________


俺と綾崎は二人でまだ明るい道を歩いていた。




「課題もほとんど終わったし今日は集まって良かったな」




「そうですね。では次に会うのは夏休み明けでしょうか?」




そっか、そういうことになるのか。そう言えば綾崎って特別仲のいい友達っていなかったよな。




「因みに綾崎、夏休み友達と遊ぶ約束は...?」




「ないですけど」




寂しそうに綾崎がそういった。ルックスが最強すぎて誰も寄り付かなくなったなんて可哀想に。うぅ、涙が止まらん(大嘘)。




「今度一緒に駅前にでも遊びに行こうな」




俺は友達がいない寂しさがわかるので綾崎の肩にぽんと手をおいてそういった。




「良いんですか!?楽しみにしてますね。あっ!ここが私の家です」




喜んでくれたようで何よりだ。そんな会話をしているとすぐに綾崎の家についたようだ。




「じゃあまた今度」




「今日はありがとうございました」




綾崎が家の中に入っていったのを見届けてから俺は家に帰った。




__________


「ただいまー」




「唯桜こっちに来て!働いている証拠があるから!」




俺が帰宅するとすぐに姉は俺の腕を引っ張って姉の部屋まで連れて行った。




「ほらこのパソコンの画面を見て!!」




「何だこれ」




画面には大手動画投稿サービスの1つのアカウントが移されていた。




「なんとお姉ちゃんはフォロワー60万人の実況者でしたー!!」




こんなバレバレの嘘簡単にわかるわ。弟を舐めるなよ。




「どうせ嘘だろ」




「はい、銀の盾」




そう言って姉は1つの箱からフォロワーが10万人になるともらえる銀の盾を俺に見せてきた。




「え、本物じゃん!?」




どうやらニートだと思っていた姉は働いていたらしい。



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