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26話

ねえねえみんな?混沌カオスって知ってる?それはね、今の俺の状況のことを指すんだよ。




「初めまして綾崎さん。唯桜っちに振られた女、不破音羽でーす!」




「おい!ちょっと待て!!一旦落ち着こうか!?」




あいつ馬鹿なことを口走りやがった!!これを周囲に聞かれたらまずい。不破に告られて更に振ったと言うのならこの学校の男子生徒に恨まれて殺される!OKしても死ぬと思うのでどちらの世界線に行っても血祭り確定だ。頑張れよパラレルワールドの俺。でも幸い綾崎以外の人は周りにはいなかった。




「綾崎彩葉です。不破さん、よろしくお願いします」




綾崎はそう言いお辞儀をするとニコッと笑った。今までクラスメイトから美人過ぎて避けられていたため挨拶をしてもらったことが嬉しかったのだろうか?後振られたの部分を綺麗にスルーしてくれているのは有難い。お陰で話を進めやすいよ。




「ええと、綾崎は数学の問題だっけ?じゃあ夏休みのいつかにでも教えるよ。Lainn交換しとこうぜ」




「わかりました」




綾崎はそう言うと俺の連絡先のQRコードを読み取った。よしこれで綾崎の用事は解決したな。




「じゃあ綾崎、また連絡するわ」




「ありがとうございます」




綾崎はそう言って俺にお辞儀をすると帰って行った。さて混沌の時間も後もう少しだけだ。頑張ろう。




「今から帰るから付いて来るんだったら付いて来い」




「はーい!!」




俺は不破にそう呼びかけ進み始めた。全力ダッシュして逃げたら逃げたで何かありそうで怖い。




「ねえねえ、唯桜っちってあややには優しくない?」




あややとは多分綾崎のことだろう。一瞬であだ名をつけるとか陽キャのコミュ力高すぎてこわい。後これについての言い訳をどうしようか。正直に言っても俺がクズじゃないと信じてもらえないor言いふらされてthe endだからな。




「綾崎は頭が良いからお互いのわからないところを聞きあったりするビジネスフレンドみたいな感じだな」




ごめん綾崎!心の中で謝っておく。しかし完璧な言い訳だな。最近は何故かピンチになることが多いからこういった言い訳も勝手に浮かび上がってくる。嫌な特技だなぁ。




「そうなんだ!あややは頭が良いって噂をよく聞くけど教えてもらってるってことか!!」




ん?これ俺が一方的に教えてもらってると思ってないか?流石に俺のプライド(ゴミみたいな)が許さない。ここは訂正させて貰おう。




「俺、一応綾崎と同率で学年順位1位なんだけど」




「えぇ!?そうだったの!?」




不破はかなり驚いている。ちょっとだけ疑いの目で見られている気がする。




「こんなしょうもないことに嘘はつかない」




「私はこの学校ではそんなに頭が良くなくて学年トップのほうの張り出しなんて見たこと無かったから...」




それが原因か。しかしこの進学校に入学できている位なので平均的に見ると頭は良いだろう。




その後も雑談をしながら家に帰っていると前から中学生らしき女子が走ってきた。




「誰か走って来てない?」




不破も気付いたらしい。




「俺に心当たりはないぞ。お前の後輩?」




「私顔とか忘れない系女子だから!少なくとも私の知り合いにあの子に似た人はいないよー」




「何か俺の方見てない?」




自意識過剰というわけでもなく確実に俺をみている。女子中学生は俺の前まで来るとピタッと立ち止まった。




「この前はコケたときに助けて頂きありがとうございました。綾崎彩葉の妹の綾崎柚葉です!」




タイミングが終わってるんじゃぁーーーー!!!!



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