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第24話

あの後、俺達は無事山を下ることができ帰還することが出来た。倒れたことは先生には言っていない。大事にされたら面倒だし他のみんなにも迷惑がかかるからだ。




「姉貴ー!ごはーん!!」




俺は帰宅と同時に姉に夜ご飯を請求する。両親は帰ってくるのがいつも深夜なんだよなぁ。色々あって疲れたから早くご飯食べて風呂入って寝たい。




「....」




返事が帰って来ない。あれ?結構大きな声で言ったんだけど聞こえなかったのかな?しょうがない、姉の部屋まで行くか。




「姉貴ー?いるー?」




俺はドアを数回ノックする。しかし数秒経っても返事が来ない。前もそうだったな。何かやっているのかな?




「入るよー!」




俺はそう言ってドアノブに手をかけたときいきなりドアが開かれた。ドアを開ける予定だった俺は綺麗にずっこける。




「唯桜!?大丈夫?」




「多分大丈夫。後今日の夜ご飯よろしく!俺疲れたから早く風呂入って寝るわ」




「えー夜ご飯かぁ。今色々忙しいんですけどー。せめて1時間後にしてくれない?今も他の人達を待たせているの」




は?忙しい訳がない。説明しよう!!姉は完璧で究極のニート!金輪際働かない無敵の人の生まれ変わりなのだ。大学を卒業して就職しようと頑張っていたが全て失敗、そこからは就職しようともせずパソコンの前に座って一日中カタカタしてる。最近はよく私服ででかけているときがあるがバイトではないだろう。




「ニートが忙しい訳がないだろ。うーん、わかった1時間な」




夜ご飯を作ってもらう立場なのにどうこう言うのもあれだしな。1時間後に作ってくれるのならそれで良いだろう。




__________


一時間半後


「唯桜ー!夜ご飯できたよー!!」




「待ってた!」




俺は自分の部屋から一瞬でリビングに行き自分の席につく。テーブルにはカレーが並べられてあった。




「昼もカレーだったんだけど...」




「姉ちゃんが一生懸命作ったレトルトカレーに文句を言うなー!!食わせないぞ弟よ」




「誠に申し訳ないです。美味しく食べます。命に感謝、作ってくれた人に感謝」




「うむ。食べてよし」




やっぱりカレーは美味いわ!昼に食ったばっかりなのに全然行ける。レトルトカレーとカレーは別物だと思って食べたら別になるんじゃね?....やっぱ無理ですわ。そんな事を考えながら食べ進めていくとすぐに無くなった。昼もカレーと言えどお腹は空いてるからな。




「ごちそうさま。食器は俺が洗うよ」




「大丈夫、私がする。疲れてるでしょ?もう寝てていいよ。」




うちの姉がこんなに優しいなんて有り得ない...。何かあったのか!?でもこんな事いって機嫌悪くされるのも面倒だな。お言葉に甘えさせて貰おう。




「良いの!?ありがとう!!」




姉が輝いて見える。おかしい、今日の姉はいつもの5倍は優しい。って言うか最近の姉が優しい。半年前なら人生諦めてますオーラが凄くて滅茶苦茶わがままだったのに.....。


何処かがおかしいと思いつつも小屋でぶっ倒れた事により疲労が溜まっていた俺は考えることも面倒になって眠りについた。



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