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9話

前回のあらすじ!赤点取りそう組の男子たちとの勉強会を開いたらこの前一緒に勉強しよと言ってきた綾崎に全部聞かれてしまっていた!綾崎から誘われたときは一瞬で断ったからこの話を聞かれた今、滅茶苦茶気まずいぜ!!




「私もその勉強会に混ぜてくれませんか?一応私も皆に教えること位は出来ますよ?」




「いいいいい、良いっすよ!!」




「むしろ大歓迎っす!!」




「おいお前ら勝手に決めるな!あとお前噛みすぎだろ」




俺がどうしようかと考えていると勝手に他の奴らが綾崎にオッケーを出す。流石にオッケーした後からやっぱりすまないとは言えない。




「ああ、綾崎も教えてくれるなら人数に余裕ができて楽になる。一気に5,6人はキツいからな」




「わかりました。では分からない問題を見せてください」




「「「「「わかりましたっ!!」」」」」




あいつらはそう言うと全員綾崎の方に流れて行った。




「おいおいふざけんな!お前らは分担って言葉がわからないのか?」




「だってお前に教えてもらうより綾崎様の方が絶対にわかりやすいし優しいじゃん!!」




「お前綾崎様より順位低いし!」




うん。ごもっともな意見だ。全く反論できねえ。そう思って黙ってると綾崎が口を開いた。




「いや、自頭は夜見君の方がいいと思いますよ。この前発覚したのですが夜見君は家で課題以外一切勉強してないですよ」




「「「「「は?」」」」」




このことはそういや零と綾崎以外にはまだ誰にも話していなかった。




「夜見は勉強してないように見えて家で努力してるタイプだと思ってた!」




「まあ俺が本気出したら1位は余裕だな」




珍しくみんなから褒められている気がしたので調子に乗る。まあ俺が本気出すことは無いだろうけど。




「では夜見君。私とテストで勝負しませんか?内容は...そうですね、私が勝ったら夜見君の秘密をバラす。夜見君が勝ったら私に何でもお願いして良いですよ」




うーんデメリットが多すぎる。っていうか綾崎がニヤニヤしてる気がする。何でだろう?っていうか面倒くせぇ。




「すまな」




「おおー!!すげー!1位と2位が勝負するんだとよ!!」




「綾崎様が夜見に負けたら何でも言うこと聞くだって!?!?」




俺が断ろうとすると友達が遮ってきた。




「俺ちょっと広めて来るわ」




別の友達が急いで教室から出ていく。綾崎は俺の方を見ると黙って笑みを浮かべた。この野郎最初から俺が断る前にみんなが広めに行くことを計算していたな!だからさっきニヤニヤしてたのかよ。




「正々堂々と勝負しましょうね?夜見君?」




負けたら秘密暴露だったっけ?やべー。負けられねぇ。




___________




皆に勉強を教えて家に帰ったあと早速テスト勉強に取り掛かった。流石に今まで通りノー勉だと高順位は取れるだろうけど1位かどうかは怪しい。綾崎はかなり自信があったように見えた。予想だがもうテスト範囲の殆どが完璧なのだろう。もう時間を無駄にできない。夜ご飯や朝ごはんが作れなくなったって姉貴に言わないとな。はぁ、あいつ文句言うだろうなぁ。そんなことを考えながら俺は姉貴の部屋に向う。




「なあなあ姉貴ー?」




俺はドアを開けた。姉貴の部屋に入るなんて1,2年ぶりだな。




「ちょ、ちょっといきなり入って来ないで!!」




俺は直ぐに追い返された。しかし俺はしっかりと姉の部屋を見てしまった。姉の部屋には数年前は無かったパソコンやその他の周辺器具、そしてマイクがあった。ゲームにでもハマっているのかな?




「勝手に入ってごめん。あと本題は他にあって、テストまで勉強に集中したいからご飯作れない」




「そんなことなら私が作るからどうでもいいけどPCの画面見てないよね?」




まさかの簡単にオッケーしてくれた。珍しいこともあるものだな。




「別に見てないけど」




これは本当のことだ。PCがあることはわかったけど画面までは見れなかった。




「良かったー。あとこれからはノックしてね」




「わかった」




姉貴の機嫌が珍しく良かったので安心する。俺は自分の部屋に戻ると綾崎にクズキャラを演じていることをバラされないようにするために勉強を始めた。

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