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自覚と後悔
一言でいうなら「滑り台」いきヒロインたちのその後の話です
神様なんてこの世にはいない。
あるのは確固たる人の意志だけだ。
「…………あっ」
だが、それは違った。
あの日、彼女と結ばれた時、「彼女たち」の顔を見てしまい、●●●●は自分の選択が間違っていたことを知ってしまった。
「は、ははは……!」
それでも彼女たちは、他の者たちと同じように拍手を送った。
●●●●は笑うしかなかった。
自分は何者でもない、ただの人間だ。
●●●●は「クリア後」、そんな当たり前の事実に気づいてしまった……。