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スクールド・レイティアスト  作者: 木乃里ミノリ
1/4

戦闘訓練

やっぱりそうだ。と確信を持って言う僕は、

ここは何の変哲も無い有り余る世界。

混沌とした世界であるならばここは障害のある壁。

ガラスの加工細工でできた重厚素材。

精密でありながらも緻密にできているこの壁はとにかく硬く。

越えようとしても超えられない壁だ。

何かが遮っているなら、何とかできるものの鉄鋼で出来た銀の塊は

まるで飴玉のような凸凹した波紋でできている。

「素材をお持ち帰りしたいところだけど無理か」

トルクで穴を開けようか、魔法でどうにか壊そうかと思ったのですが。と、

そう問いつつ諦め、僕達とともに同行した研究班達と一緒に

自分たちの城へ戻る。

「あぁ。やっぱり僕は….まだ未熟だ」

そう思いながら自分の居場所へ戻る


ーこの世界は、統治国家で出来た魔術師とロボットが存在する日常とした世界だ。




魔術戦力会議室ーー

エスカレーターで地下牢に降り、連絡があるまで待機との指示を受けていた僕は、

いつの間にかぐっすりと寝そべりながら寝ていた。

「CK-1(シーケーワン)。聞こえる?」

「……」

司令官は応答なしともとれる寝ている吐気がヘッドセットマイクから聞こえていた。

「CK-1。少尉レイディス・トリスタ! 起きているなら答えなさい! 起きていないならこのまま通信を遮断します!」

「すぅー….すぅーーー」

あまりにも起きないので呆れて息を吸いながら溜めるリイレ・ルノエラ司令官。

マイクを大音量に設定し、隣にいるモニター指示を待っている側近は何をするつもりだろう?と思いながら見つめている。

そんなこと周りの目など問答無用と意識を集中させ、思いっきり叫び起こさせる。

「レイ…ディス………….・トリスタァァァァァァァ!」

ぶおんっとなって爆音の様に衝撃な音が響き渡ったと同時に寝ていた僕は、あまりの大きすぎる声に耳を塞ぎ、大慌てで耳元につけていた、落としたヘッドセットマイクを付け直す。

「な、なんでしょうか?リイレ・ルノエラ司令官」

焦った状態で付け直しながら答える僕。

疲れ切っているからなのか先ほどの大声のせいか心が情緒不安定だ。

「なんでしょうか?....じゃ、ありません!これからやるって時に寝ていられては

困ります。」

「す....すみません。あまりにも疲れていたので」

わざわざ研究班達と一緒にこのコクティア帝国の向こうの東側で、20分ほど歩けば辿り着く砂地に

赴いたのだった。氷結の様に出来たあの壁は、車で通るのに邪魔だから調べてくるといいと、大尉司令官の元、研究データを持って帰って、戻って来た僕は少し疲れていた。

研究データはというとその研究班達が現在取り調べしている所で詳細は分かって

いない。判明するには1日程かかる。

気がつくと、寝るつもりはなかったもののあまりに気持ちよかったのか寝ていたのだった。

「CK-1。いいですか?これから戦闘訓練を開始します。訓練だからといって気を緩めてはいけませんよ?」

「分かっていますよ.....。司令官。」

少し疲れている僕は不安げな声で答えた。

僕の1つ上で歳は変わらないのにしっかりしていて芯が強く、聡明である

リイレ・ルノエラ司令官は信頼できる人だ。瞳はまっすぐでちょっと棘が

あったりするような所もあるけど、と思いながら、

僕は機体のスイッチをONにし起動させる。

「機体装置、各部位オールクリア。状態確認、問題なし。」

「了解、銃の扱いには制限があります。お気をつけを。ロック解除!扉、オープン!」

銃の扱いとは後ろ盾に持っている銃の事だ。長さは約2m。

レーザの様に銃で放射される数には制限がある。最低3回までと聞いているけど、

下手するとやけどするかもしれない。流石に各部位に阻害防御があるのでないと思う。

なんて事を考えつつ、砂漠地帯のある所へゆっくりと前へ進んでいく。

タイトルはなんでもよかったのですが、迷いました。こういうキャラを書きたいこういうものを書きたいと詰め込みました。もしかしたらあとでタイトルを変えるかもしれません。これは途中で試作投稿です。


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