グレンさんが現れた。優季は200のダメージをうけた。
優季がちょっと怪しいので
そんな優季が苦手な方はご注意下さい。
「グレンさーん。朝ですよ~。朝食の時間ですよ~」
グレンさんの部屋へと入ってまずは声をかける。
反応なし。
反応がなかったのでグレンさんの寝ているベットへと近づいてみる。
ああ・・。爆睡中です。
気持ちよさそうに寝てます。
グレンさんの威圧感も寝ている時は普段の三割減ですね。
あーーー、寝顔可愛い。何時もとはまた違った良さがある。
何時もは眉間によってるしわが無いとか。
ちょっと開いてる口とか。
いつもより少しだけ無防備なところとか。(他人からしたら十分な程威圧感はあるのだが・・・・
うふ、うふふふふふふ・・・・・・
・・・私まるで変質者のようではないですか。涎なんて出てませんよっ!
いかん、いかん。じっくり寝顔鑑賞だなんて・・・・・したいけど今は起こすのが先決ですね。
「グレンさーん。起きてくださーい」
結構近くで声をかけてみる。
少し動いたけど起きる気配はなし。
本当にお疲れのようだ。
でもここは心を鬼にして起こすことを続行する。
起こして欲しいと言ったのはグレンさんですからね。文句言わないでくださいね。
「グレンさーん。朝食冷めますから、起きて下さい」
今度は揺すってみる。
「んぅ・・・ん?・・・ユーキ?・・朝食?」
うっすら目を開けながら反応してくれた。
ゲホッ・・・・グレンさんの反応が可愛すぎて辛い・・・。
(ユーキは理性に100のダメージをうけた。残りポイントはあと僅かだ。踏ん張れ。踏ん張るんだ!)
「そうですよ。朝食です。起こさないほうが良かったですか?」
そう問うと
「いや・・起こしてくれて・・嬉しい」
(優季のみにわかる)笑みで返事がかえってきた。
ガハッ・・・・
(さらにダメージをうけた。理性が切れる前に撤退。撤退だ!)
選択肢は 撤退or襲う の二択だ!
撤退を連打する。早く動くんだ私!
「では・・・着替えて来てくださいね」
ドアに近寄りつつグレンさんにそう言ってそそくさとドアを開ける。
「わかった・・・起こしてくれてありがとう」
(優季にのみ以下略)でダメ押しの微笑つきである。
「い・・・いえ、いえ!では、待ってますので!」
私は急いでグレンさんの部屋から出た。
もう私の残りポイントゲージは赤だ・・・ギリギリセーフ・・・セーフ・・セーフ?
このままいくと変質者(グレンさん限定でね)になりそうな自分が怖い・・・・
・・・・さあ気を取り直してグレンさんと朝食だ。
はやくダメージを回復したい・・・・・。