9/24
take9 武装解除勧告
午前8時20分。下士官が報告した。
「国会議員の斎藤雅久が来ました」
それを聞いた中尉が言う。
「大尉、追い返しましょう」
「いや、話を聞いてみよう」
斎藤議員は元陸軍で自分の上司であった。
「私が連れてきます」
と、女性軍人の准尉が立ち上がり、
しばらくすると、斎藤議員を連れて戻ってきた。
自分は椅子に座ったままの姿勢で挨拶する。
「お久しぶりです。今は国会議員の先生ですか」
「お前は殺人犯に身を落としたようだな、大尉」
その斎藤議員の言葉に中尉が、
「殺人犯だと!」
逆上して拳銃を向けたが、
「撃ってみろ」
と、斎藤議員は睨み返した。
それでも中尉は銃口を彼の頭に突きける。
「俺は大統領を粛清した」
それを見た自分は中尉を制止する。
「止めろ」
この時、斎藤議員は毅然と言葉を発した。
「お前たち、馬鹿なことは止めて武装解除しろ」




