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take5 中尉の怒り
午前4時20分。国会議事堂周辺の巡視に、
出ていた中尉が作戦本部に戻ってきた。
「若い兵が軍紀を乱しました。処刑しますか?」
「ちょっと待て中尉、その兵士は何をしたのか」
中尉の話によると、
「複数人の兵士がトラックの荷台で」
首都保安庁の女性を拘束して、
乱暴しようとしたという。
「そこへ、たまたま巡視中の自分が通りがかり」
彼らを制止した。
「兵たちは一緒にいた警官にも暴力を加えていて」
と、中尉は立腹していたが、
「未遂なら処刑は勘弁してやれ」
と、自分は中尉を止めた。
今は一人でも多くの人手が必要だ。
「その女性と警官は、どうしますか?」
「捕虜にしよう。監視は君に任せるよ」
その指示を受けた中尉は部屋を出る。
「問題も出てきますね」
と、女性軍人の准尉が言ったが、
「兵たちも我々の思想に賛同して」
革命に参加してくれたのだ。




