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take23 無機質な突入
午後10時20分。国会議事堂は燃えていた。
通路に損壊した中尉の死体が転がっている。
「重機関銃で撃たれたのか」
突入してきたのは、
オニヅカ工業製のバトル・アシスト・スーツで、
身体能力を強化した部隊のようだ。
「自軍は、どれくらい残っているのか?」
自分は生き残りの下士官に問う。
「全滅は間近です大尉、ですが我々は」
「革命は成し得るさ。この国は変わる」
革命は、この国と国際社会に変化をもたらして、
「国家の真の独立を達成させるだろう」
「大尉、自分は革命のために死にます」
下士官は自動小銃を構えて、単身、
オニBAS部隊の前に突撃した。だが、
ドドドドォーン。
一斉射撃を受けて吹き飛ぶ。
自分は叫んだ。
「我々は死ぬ。しかし革命はこれからだ!」
だが、オニBAS部隊は、
まるで権力者の道具のように、
そこに存在しているだけだった。




