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take14 革命の狂気

 午後1時20分。電話が鳴った。

 政治結社・国土防衛派の総裁からだ。


「海軍は江戸湾沖にイージス艦が配備したようだ」


 国土防衛派は様々な人脈を活用して、

 独自の情報ネットワークを構築している。

 だが自分も、この海軍の動きは予測していた。


「これは古都への攻撃に対する防御策でしょうな」


 我々が発射した大量破壊兵器のミサイルを、

 イージス艦の防衛システムで、

 迎撃する考えだろう。しかし総裁は、


「当方にはイージス艦を沈める秘策があるのだ」


 と、自慢げに語った。


「レーダーに探知されない人力飛行機で特攻する」

「国土防衛派には命を捨てる者がいるのですか?」


 自分は驚いたが、

 総裁の話では志願者は死を覚悟して、

 この時に備え、


「日夜、猛特訓で操縦技術と脚力を鍛え上げた」


 それは革命の狂気だ。自分も総裁も、

 革命を夢見る者は、皆、狂った夢を見ているか。

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