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take12 大量破壊兵器
午前11時20分。自分は首都保安庁に電話した。
「午後3時に国会議事堂に国会議員を招集しろ」
と、要求したが、この時、
国防大臣が首都保安庁にいたらしく、
職員から電話を代わり、
「馬鹿を言うな、そんな危険なことはできない」
「拒否すれば、我々は、古都を壊滅させる気だ」
その言葉に国防大臣は沈黙する。
自分は追い打ちをかけるように言葉を続けた。
「これは脅しではない。大量破壊兵器を発射する」
「大量破壊兵器だと、止めろ、君は正気なのか?」
国防大臣は狼狽していたが、
「要求は伝えた、以上」
と、電話を切る。国会議員の召集は、
由紀島三夫を国家元首に緊急指名させるためだ。
「そんな手続きに拘ることはないでしょう」
中尉は言ったが、自分には別の目的もある。
今度はジャパンTVに電話して、
国防大臣との電話の内容を伝え、
テレビで報じるよう要請した。




