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take10 国土防衛派・総裁
午前9時20分。自分が斎藤議員を追い返した後、
テレビの報道では、
「政治結社の国土防衛派が武装決起して」
各地で軍や警察を攻撃していると報じていた。
「彼らも活発に活動しているようですね」
と、中尉が言う。
国土防衛派とは、過激な思想の政治結社だが、
以前から我々と共闘する約束であった。
彼らには廃棄する古い武器を横流ししている。
「すべては計画通りだ」
その時、
国土防衛派の総裁からの電話が掛かってきた。
「年甲斐もなく、久々に一暴れしたよ」
「総裁、あまり無茶はしないで下さい」
自分と総裁は談笑を交えながらも、
今後のことを話し合う。
「大尉、革命後の指導者はどうする?」
その問いに、自分は、
「予定通り、由紀島三夫氏に」
と、答えた。
由紀島三夫は映画監督であるが、
総裁とも親交があって、革命にも賛同していた。




