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8 『不思議のアリスの時代より』

「はて? 驚かせてしまいましたか?」


 自分の部屋のドアを開いたら、中には言葉を話すウサギがいた。これだけで世界中の誰もが驚くには十分すぎることだけれど、この時、目も口もまん丸に開けた悠の目の前にいたのはただ話すだけのウサギじゃなかった。


 まずは身長。このウサギの身長はどう見ても悠と同じくらい、いや少しだけだけれども高かった。小学四年生の男の子よりすこしだけ、いや、ピンとのびた耳を入れれば悠よりもずいぶんと背が高い。


 ――つまりウサギは二本足で立っていたのだ。


 次にその恰好もちょっと普通ではなかった。頭には耳と耳の間にちょこんとシルクハットをかぶり、誰が見てもひと目でわかるくらい品の良い仕立てのタキシードまで着ていた。チョッキじゃなくてタキシードだ。しかもそれどころかベストまで着ていて、ボタンからポケットへと伸びる金色のチェーンが素敵なアクセントになっている。そして首元には黒い蝶ネクタイ。


 一言でいえば今すぐにでもパーティに出かけられるほどめちゃめちゃきまっている英国紳士みたいな格好だ。


 自分の部屋に帰ってきたら英国紳士みたいな恰好の立っているウサギがそこにいた。


 そんな変な奴が自分の部屋にいきなりいて驚かない人はたぶん世界中のどこをさがしてもいない。少なくても悠は、自分の見ているものが信じられず、目を何度もまたたいて、それでも消えないから今度は手で目をこすって、それでもいなくならないからほっぺたを思い切りつねってみて、ちゃんと痛いのを確認してから、


「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」


 と大声で叫んだ。


 そんないきなりだけれど当然の大声にウサギは逆に心底ビックリしたように急いで両手・・で耳を引っ張ってとじて、


「……いやはや、思った以上に驚かせてしまったようで申し訳ございません」


 と手を放してから優雅なしぐさでぴょこんと頭を下げこういってきた。


「こんにちは。まずは自己紹介から。わたくしはウサギ。真っ白い毛の白ウサギでございます。黒い髪のぼっちゃん、よろしければお名前を教えていただけますか?」


「ウサギ……」


「えぇ」


「真っ白い毛の白ウサギ……」


「えぇ、それで失礼ですがお名前は?」


「え? だれの?」


「あなたのですよ。ぼっちゃん」


「ぼくの?」


「えぇ、あなたの」


「こひなたゆう……」


 とあまりの驚きにぼんやりしながら応える悠。無理もない。


 すると、


「おぉ、ユウとおっしゃるのですか。これはよいお名前だ。とてもよいお名前だ。覚えやすくて、そして響きがいい。とても素敵だ」


 そういってウサギは何度もユウ、ユウと口ずさんではいい名前だ、素敵な名前だと長い耳を左右に振りながら繰り返した。そんな姿を見ながらなんて不思議ないきものだろう、悠は心の底からそう思った。何しろ二足歩行で服を着て、帽子をかぶるウサギなんて見たことも聞いたこともない。ましてやおしゃべりができるなんて! 間違いなく悠の持っているどんな図鑑にもそんなのはのっていない! 悠は最初のビックリが過ぎると次にとってもワクワクしてきた。だってまるでアリスみたいなんだもの、と。


 でもそんなおかしなウサギの、長い耳がゆれる様子をみているうちに悠はさっきお母さんと話した時にいわれたことを思い出した。


『まずはちゃんと本物かどうか確かめてから』


 たしかに今自分の目の前にはとっても不思議な歩くウサギが、悠の名前をつぶやきながら楽しそうにしている。でももしこいつがほんものじゃなかったら? 悠は10歳の男の子で、10歳の男の子なりの経験をつんできていた。その中にはたしかに似たようなやつもいるにはいたのである。例えばテレビの中や街のお祭り、そして近所の大型ショッピングセンターでたまに出会う着ぐるみのことを悠はもう知っていたから、この目の前のおかしな何かもひょっとしたら着ぐるみじゃないかと疑ったのだ。


(ほんものかどうかたしかめなきゃ)


 だから悠はまずはじめにこういった。


「ねぇ、ウサギさん。その耳はほんもの?」


「えぇ、もちろんですとも。自慢の長くてよく聞こえるよい耳ですとも」


「じゃあ、さわってもいい?」


「どうぞどうぞ。でもやさしくお願いしますね」


「ありがと。うわっ、すごいモコモコだ」


 ウサギはそういって気軽にしゃがみこんで耳を差し出してくれた。それにさわるとふわふわでもこもこであたたかなその手ざわりは、悠の部屋にもあるぬいぐるみの手ざわりとはあきらかに違う。なんというか言葉で説明するとすごく難しいけれど、毛がちゃんと生きている感じがした。


(う~ん、ぬいぐるみとはちがう感じがする)


 そう思いながらそんなふわふわで長い耳をちょっとだけ強めにひっぱってみると、


「痛い! 痛いです、ユウ」


 といってきたので、悠はおどろいて耳をはなしてしまった。


(う~ん、いたいっていった。ほんものかもしれない)


 でも、確認はしっかりしないといけない。お母さんだっていっていた。ちゃんと確認しないといけない。


 そう思った悠は次に気になったところについて聞いてみた。


「ねぇ、ウサギさん。そのおひげはほんもの?」


「えぇ、もちろんですとも! ピーンとまっすぐにのびた素敵なおひげでしょう?」 


「じゃあ、さわってもいい?」


「どうぞどうぞ。でもやさしくお願いしますね」


 また気軽にそういってくれたので、悠は遠慮なくウサギのおひげにさわらせてもらった。たしかに本人のいう通りピーンとのびていて素敵だった。黒くて、細くて、ピーンとしている。


(でも、つくったやつでもこれくらいかもしれない)


 そう思った悠はおひげの一本をつまんで、強めにひっぱってみた。すると、


「痛い! 痛いです、ユウ。さっきよりいたい!」


 そう涙をうかべて痛がっている。ちょっとかわいそうになった悠がごめんね、というとウサギは涙をどこから取りだした真っ白なハンカチでぬぐいつつこういった。


「いえいえ、皆さん最初は同じようにされるのでもう慣れっこですよ」


 といってきた。どうやらこのウサギは長い耳をさわられるのにもピーンとのびたおひげにさわられるのにもなれているらしい。


 でもまだ信じられない。なぜなら悠にはとある経験があったからだ。


 悠にとってだいぶ昔の出来事、実際には一年ほど前のことだけれど、とてもショッキングな出来事があった。


 その日何の理由だったか悠はすっかり覚えていないけれど、街の商店街でにぎやかな催し物があった。そこに大きくてかわいい着ぐるみがあらわれたのだ。もう周りは商店街の通りは地元の人も観光に来ているお客さんも大騒ぎでその着ぐるみを囲んで写真をとったり、握手をしたり大変だった。もちろん自分もその大騒ぎをしている一人だった悠は、催し物が終わってどこかにいってしまう着ぐるみを一緒にいたけいちゃんと追いかけたのである。そしてそこで衝撃的なものを見てしまった。何と着ぐるみの後ろがぱっくり開いて中から人が出てきたのだ! 


 悠とけいちゃんはびっくりして口をおさえて逃げ出した後、着ぐるみには人が入っているという、ショッキングで夢のない事実を学んでしまった。


 その経験が悠にまだ早い! とささやくのだ。まだほんものとはかぎらない、と。だから悠はごくりとつばを飲みこんでこう切り出した。


「ねぇ、ウサギさん。お願いがあるんだけれど」


「はて、なんでしょう?」


「ちょっとの間、ボクがいいっていうまで動かないでくれる?」


「……ちょっとこわい感じがしますが。まぁいいでしょう。どうぞユウ。お気のすむまで」


 そうして緊張でからだをかちんこちんにしたウサギの後ろ側に悠はまわった。()()()をあげるようにタキシードの後ろをまくり上げた。


 もし、きぐるみなら必ず……、どこかにチャックがあるはず!


「ちょ! ちょっとユウ、それは!」


「ダメだよ! ボクがいいっていうまで動かないっていったじゃん!」


 そういったら約束を思い出したのか、再びかちんこちんに、しかもさっきよりもかちんこちんになったウサギ。だから悠は今がチャンスとばかりそんなウサギのズボンの中に手を突っ込んだ!


「ちょっ! ほんとにやめてユウ! 紳士として恥ずかしい!」


「だめ! もうちょっとだけだから!」


 そのままあるはずのあるものを探す悠。


(シャツはサラサラつやつやで、その下の毛はもこもこしてる。……あるとしたらこのへんのはずなんだけど。……う~ん、ないかも。うん、ない!)


「ユウ、ほんとうにやめてください。恥ずかしい! それにくすぐったい! あ、そこはしっぽだから強く持たないで!」


 そんなドタバタを繰り広げること約3分。


「チャックがない! ほんものだ!」


「本物ですよ!」


 そんな感じでタキシード姿のウサギのズボンに手を突っ込む十歳児という、いまだかつて世界中で一度も起こったことのない出来事は結局目的のもの――チャックが見つけられなかったことにより終わった。つまりホンモノであることが証明されたのである。


 そのあとしばらくひどい、さすがにこんなのははじめてだ、などとつぶやきながら落ち込んでいたウサギだったが、エイヤ! とばかりに気を取り直してこう切りだした。


「さて、ユウ。実はわたくし、ユウに大事なお話があって……」


 といいかけたところでふいに、ぐ~と大きな音が鳴った。

 

 思わず顔を見あわせる二人。恥ずかしそうにする悠と、まるで大変な失敗を犯してしまったかのような顔をしたウサギが自慢の懐中時計をみるともう三時をすっかり過ぎてしまっていた。


「何とわたくしとしたことが! おやつの時間を少し過ぎてしまっております!」


 紳士失格だ! なんて大慌てしながらいきなりかぶっていた帽子をとって、その中からいきなり机を取りだした。つぎにイスを一脚いっきゃく飛び出し、真っ白なテーブルクロスがひるがえる。カップ。ポット。他にもいろいろ。


「え?」


 悠はもともとおっきくてぱっちりとひらいた目をこれまでにないほど見ひらいてその様子をみていた。あまりにも非現実的で、あまりにも不思議で、あまりにもありえない。まるで魔法かおとぎ話のようなそんな光景を。


 そうしているうちにいつもの悠のお部屋は見る間にお茶会用の素敵な空間にかわり、タキシードを着た白いウサギが優雅な手(?)つきで紅茶をいれている。それを見ているしかできなかった悠はぼうぜんとして、驚いたままだったので、ウサギがいつのまにか悠の側へと近寄り、さきほど帽子から飛びだした立派な木製のイスを引いて、


「ささ。とりあえずまずはお座りになってください」


 と席につくように悠にすすめた。そのテーブルの上には立派な陶器のポットとカップ、そしてよくみがかれてキラキラしている銀製のアフターヌーンティースタンドに乗せられたいろんなな種類のお菓子が。スコーン、プティング、パウンドケーキ……他にもたくさんのお菓子がいつのまにか()()()()()()()()()行儀よく上品に飾られていた。


 いまだびっくりしたままの悠はいわれるがままにイスに座って何だかよくわからないままに台の上に立ったウサギが先ほどからほどよく蒸らしていた紅茶を、手でカップに注いでいく。香りがひろがる。鼻をくんくんするとまるでマスカットみたいないい匂い。そんな様子を悠はポカンとながめていた。


(帽子からお茶会が出てきてぼくの部屋がすごいことになっちゃった……。夢、だよね?)


 悠はそう思いながらもう一度ほっぺたをむに~とつねった。やっぱり痛い。じゃあ手品? でもどんな手品だったら帽子の中からお茶会ができるくらいの机やいすやそのほかにもいろんなものが出せるのだろうか。そうしてうーんうーんと手品でも夢でもないらしいと悩んでいるうちにウサギが今度はさも気軽な調子で右手にトング、左手にお皿を持って、


「さぁユウ。どれから召し上がりますか? スコーン、プティング、パウンドケーキ、他にもたくさんご用意しましたから何かお好きなものをおっしゃってください」


「……あ。じゃあスコーン、ちょうだい」


「はい、スコーンですね。そちらにジャムとクロデッドクリームがございます。赤いのがジャムで、白い入れ物の中身がクロデッドクリームですね。ジャムはイチゴの、クロデッドクリームもできたてほやほやの私自慢の一品でございますよ」


 そういって手際よくお皿にスコーンを3つ、あとスコーンにはつきもののジャムとクリームもすすめてきた。


 とまどいながらも悠は前にスコーンを食べたことがあったから、まずはスコーンを手に取って横に半分に切ってその上にジャムとクリームをたっぷり載せた。透明な赤と濃厚な白のコントラスト。そのまま半分くらいをほおばると焼きたての小麦の香りと濃厚なクリームと甘酸っぱいいちごの風味が口いっぱいにひろがった。


(おいしい! 前に食べたお父さんの作ったのと同じくらいおいしい!)


 だからごっくんと飲み込んだら素直に声が出た。


「なにこれ、おいしい!」


「あぁ! ユウのお気に召したようで何よりです。さぁ紅茶もどうぞ」


「え?」


 カチャリという音で気づく。真っ白に青で複雑な模様が描かれたカップがあった。その中には先ほどいれられたしあわせな湯気がでている紅茶があった。


 一口飲んでみる。おいしい。次にジャムだけでスコーンをもう一口。これもおいしい。じゃあつぎは……といった具合にこうしてどうしてウサギがしゃべっているの? とか、どうしてこんなにおかしなことが起こっているの? とかそんな疑問はいつのまにかおいしいお菓子と紅茶のいい香りに全部いつのまにか部屋の隅っこに追いやられて、おだやかにゆるゆると悠とウサギのお茶会ははじまったのである。



○●○●○●○●



 それからしばらくして。


 具体的にはスコーンを3つ、プティングとパウンドケーキを一個づつと紅茶を三杯お代わりして飲み込んでから悠はずっと聞きたかったことを聞くことにした。ドキドキしながら、そしてちょっとびくびくしながら。


「……それでなんでキミはいったいなに? どうしてボクの部屋にいたの?」


「はて、先ほど真っ白い毛の白ウサギと自己紹介をさせていただいたはずですが?」


「そうだけどそうじゃないよ! キミはなんなの? なんでウサギがおしゃべりできるの? なんでそんな立派な服を着て立って歩いてしてるの? ていうか……ほんもの、なの?」


 そこまで悠がいうとウサギはコテンと首をかしげるようなしぐさ、そう昨日病院のへいの上で見かけたウサギと同じようにコテンとかしげるようにして、それからニッコリ笑った、ように見えた。


「あぁ、なるほど。ユウは今まで私のようにおしゃべりを楽しんだり、素敵な仕立ての服を着こなしたり、それどころか歩いたり立ったりするウサギをご存じなかったと。そういうことですかな?」


 そう高らかに、ウサギはまるで舞台の上で台詞をかっこよくいう俳優さんのように悠に語りかけた。思わずうなずく悠。


「だってそんなの誰も見たことないはずだよ。ボク、図鑑もいっぱい持ってるけど二本足で歩くウサギなんてボクの持ってるどの図鑑にものってないよ。それどころじゃなくておしゃべりできたり服を着てるウサギなんて、ぜったいお父さんやお母さん、それに中村くんだって知らないっていうにきまってる」


 そこで一度大きく息をはいて、また吸って悠は勢いよく早口で話をつづける。


「それに昨日からのあのウサギもキミなんでしょ? ボク、中村くんにもお父さんにもお母さんにも聞いたんだ。頭に手品する人がよく持ってる帽子をかぶってたり、地図みたいに見えたんだけど大きな紙を見てたり、金色の何かを持ってたりするウサギなんて見たことないって。それにそれに帽子の中からテーブル出したりイスを出したりなんて。だってそんなのは……」


 そう、それが悠の世界の常識だった。ウサギは二本足で立って歩いたりしないし、楽しそうにおしゃべりしないし、素敵な服を着ていたりもしないのだ。帽子も地図も今もタキシードの内ポケットに隠れているだろう金色の懐中時計ももっていたりしないのだ。だからそんなのは……、と悠が考えていた続きをまるで心の中をのぞいたようにウサギは茶目っ気たっぷりにこういった。


「……おとぎばなしのなかにしかいないはずだ。ですか?」


 悠は心底びっくりした! それはそうだ、今自分が頭の中で考えていたことを他の誰かにいわれたら誰だってびっくりするに決まっている。


「そう! そうだよ! そんなのおとぎばなしとか絵本のなかにしかいないはずなんだ!」


「おやおや、悲しいことをおっしゃる。今ユウの目の前にこうやって私がおりますのに。あんまり悲しくて涙が出てしまいそうになってしまいます」


 そういって手をその真っ赤な目のところに持っていてウサギはよよと泣いたふりをした。でもそのやり方があんまりにも大げさでわざとらしいやり方だったから、悠は腹が立ってきてその日一番の大きな声がでた。


「そんなのはいいよ! キミは何をしにきたの? ボクに何の用なの!?」


 そう、悠はそれが一番聞きたかったのだ。今自分にこんな不思議なことが起こっている。それも誰も想像していないような、まるで西から太陽が昇ったり、世界中にいっぺんに春がやってきたり、空からブタがふってくるくらいの不思議な出来事が今目の前にあったのだ。


 ドキドキしているのだ。ワクワクしているのだ。ちょっとビクビクもしているけど、ちょっと前、けいちゃんの自慢話を聞いたときの嫌な気持ちなんて、いやその前からずっとあった嫌な気持ちなんてこのときの悠はもう全部全部忘れてしまっていた。


 だってまるでアリスやドロシーみたいじゃないかって悠は思っていたから。


 そしてその悠の言葉を聞いて、悠の目をしっかり見つめ返したウサギは小さく何度もうなずいてから悠にまっすぐに向きなおり、背筋をピンとのばして話しはじめた。


「よくぞ聞いてくれました! もちろんですとも。私は、ユウに大事な大事なご用があって今ここにいるのです! 私は案内人! 不思議の世界への先導役! いつの時代も! 世界中のどんな場所でも! そうですとも!」


 そこで大きく息を吸い込み、両手を大きく広げてウサギはこういったんだ。



「不思議のアリスの時代より、少年少女の皆さまを冒険の旅にお連れするのが、このウサギめの務めでございますから!」


 

 さぁ、世界で一番あたらしいおとぎ話をはじめよう。

感想、および誤字・脱字ありましたらよろしくお願いします。


※ ストック切れのため、連続更新はここまでです。一応次の投稿は21(水)を予定しています。


※ ちなみにこの作品に関してですが、プロットは最後まで完成済みで予定では30~40万文字を目途に一本のお話としてまとめるつもりです。


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