登場人物紹介&田舎の舞台紹介その1
田舎の広場 INAKA NO HIROBA
街より電車を乗り継ぐこと数時間で着く。
はるか昔に周辺の地盤の衝突によって隆起した山。
展望台が築かれるほどの眺めを誇る、隠れた田舎の名スポットとなった。そんな地にある広大な広場。
普通にトレッキングとして奥地や中腹の展望台まで歩いたり、ロープウェイに乗ることにより高いところから眺めながら奥地までの各停留所まで行くことができる。
観光客も雑誌の影響により近年増加の一途をたどっている。
世界樹 SEKAIZYU
様々な世界はこの一本の巨大な樹によって生み出されている。
この世界樹になる実一つ一つが世界である。
一本の枝に作られる実、そこに存在している人は共通しており、文化の違いによって同じ一人の人でも様々な生き方をしている。
実は絵本のようになっていて一番最後のページを迎えると、成熟したとして枝より切り離されて、地面へと落下する。
これは古い種を落とし、新しく生まれる世界へと養分を循環させるための世界樹の仕組みであり、その世界に生きる上では決して避けることのできないことなのである。
落ちた実は、唯一世界の壁を超えることができる魔物である睡魔にとっての格別な食材となる。
世界の終わりを迎えた人間たちの絶望は、彼らにとっては最高のごちそうなのである。
立花 楓 KAEDE TACHIBANA
都会である街生まれの街育ち。
変わり映えのなく、毎日が騒々しい街から、心の癒しを求め田舎へとやってきた青年。
彼が行く先ではなぜか問題がよく起こり、そのたびに友人である柊 大和が骨を折ることになる。
そんなトラブルメイカーな一面のある第1章での主人公。
1章の最期で彼に何が起こったのか、そしてかれが主人公に返り咲くことはあるのでしょうか?
柊 大和 YAMATO HIIRAGI
異世界でとある魔物によって殺され、本作の世界へと転生してきた元騎士見習いの青年。
騎士見習い時代においては、【後の先】を読むことに長けた、人の治世における最強候補の一人とまで唄われていた。しかし魔物との戦闘の経験がなかったために初陣にして命を落とすことになった哀れな第2章の主人公である。
転生先である今回のからだは、文化の違いもあり姿こそは現代風であるが、身体能力に関しては前世と同等の能力を秘めている。
転生の際に、世界を渡る力をもらい受けているため、その気になれば元の世界へと行けるのであるが、友人である楓が渡航できないため、いまだに戻っていない模様。
自分を殺した魔物が怖くて戻らないのではない! というのは大和本人の談である。
魔法が使える。
その1では、1章2章の主人公、そしてここまでで公開したこの世界、そして世界を生み出す世界樹に関して、紹介させていただきました。
露店の皆さんもその2で紹介していきます。
まだまだ続く彼らの物語。まだまだ紹介も続いていきます。
どうぞよろしくお願いいたします。