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田舎の怪盗夫婦。消えた財布はどこへいった!  作者: 久悠ふみ
第1章 楓と田舎の人達。(楓視点)
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第1話 露天のお兄さんのこわいもの

展開が駆け足ぎみとの感想を戴いたので、バッサリと区切って会話を挟んでみました♪

おばちゃんのスリ多発の噂をきっかけに、いろいろとこの地域の田舎のことを聞いてみた。この地域では花崗岩(かたいいし)が多くとれるのでよく墓石が作られているのだそうだ…。


「それでね? その製作仮定で廃棄された墓石ってよくないものが集まってくるみたいだから、ここら辺の人はみんな夜になると外に出てこようとしないの。」


「そ、それはどうしてですか??」


「どうも、ね? 出るらしいのよ…。おば…。」

「か、母さん、もうそのへんでいいだろ? お客さんも買うならさっさとしてくれー!」


まるで強引にやめさせようとするかのように慌てて割り込みされました。 若いお兄さんはこの手のお話が苦手なのかもしれません。


「仕方ないですねぇ、、あ! 店員のお兄さん、ちょっと聞きたいんですけどもー。」


「ん…?」


「こちらに砂糖ってありますけど、これって売れるものなのですか??」


わたしは、露店にきて出し物を見た際、焼きそばとおこわの流れから来て、砂糖(カップ一杯)って脈絡がないように感じたのです。おこわや焼きそばにふりかけるにしてもカップ一杯はさすがに多いですし。


「田舎では防腐のため砂糖漬けにするために、砂糖が売れるのですよ。とはいえ、防腐効果を出すためには、少なくても全重量の半分以上の砂糖を使う必要がありますけどね?」


「あと、お寿司のごはんに混ぜると固くならなかったりもするわよ♪」


先ほどの感じから、お話ししてもらえるかと思っていたら、お兄さんは意外と丁寧に説明してくださいました。おばさんの補足付きです!


お塩ならお清めとかその他でもいろいろ用途が思い付きそうなんですけど、砂糖ってそんな感じで使えるのですねぇ…。 田舎は街中では分からない魅力でいっぱい、ということでしょうか?

結果からいうとやっぱりというか、焼きそばやおこわとは関係なく売ってるみたいです。


「別にわざわざ露店でなくとも、普通にコンビニやスーパーで買えばいいんじゃないですか?」


「そこはほら、田舎でしょ?ちょっと買いに行くにも遠いし、それにここの場所にあると意外と売れるのよ♪」


(高台のここまで登ってきてまで買うかなぁ?)


「広場で遊ぶ子達が、切り傷とかの怪我したときとか、あと熱いお茶やコーヒーを飲んで舌を火傷したときに砂糖を使うと、菌の繁殖を抑えたり、火傷の痛みを抑えたりできるのよ~。」



心霊ぽい話題から、流れを強引に変えてしてやったりといった顔をしていたお兄さん。おばちゃんの横で首振り人形みたいにコクコクしてます。




ごまかしたつもりでも、怪談話が苦手なのはさっきの反応でバレてますからね☆ミ




お医者様から3か月で十キロ落とすようにとの告知をいただきました…。食べるのが趣味みたいなものなのにダイエットなんて…wwま、やりますけどね!やるからにはがんばりますよー!






と勢い込んだ次の日の晩ごはんはカレーでした!

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本当にありそうでなかった怖い話

上記連載作品も、どうぞよろしくお願いいたします♪

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