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夏だったね

作者: 燈花

夏だったね

振り返ってみて思う日々


あれが夏だったんだね

そう思う狂騒の日々

熱を上げ走りぬいた記憶


あれがあのことで走った夏だったよ

青春を春と言うのかも知れないけど

私にとっては夏だったよ


青春に歳は無く

現実の季節も関係なく

熱を上げる日々が夏

狂騒を馬鹿にする人も居るけど 多くを知ったよ

踊ってみないと判らないこともあるね

騒ぎ踊り続けた熱い日々


夏だったね

自分自身に語りかける

夏の日々だったね

楽しく面白く 苦労があっても嬉しかったね


秋を感じて

夏だったんだな と繰り返し思う


季節は巡り また夏も来る

狂騒の日々も来るだろう

でも

冬になってもう巡り来ない夏もある

巡りゆくのは螺旋

どの日々も繰り返し来る事は無い


夏だったね

冬に埋もれたもう来ない日々を思い出して想う


ああ、あの夏の日々は楽しかったね


巡り来ぬ夏は記憶の中で 鮮やかでやわらかい


何度も巡る螺旋の中

振り返る


夏だったね

日々を想う


夏だったね

人を想う


夏だったね

夏だったね

夏だったね


もう二度と巡り来ぬ夏が思い出になってゆく


夏だったね

涙を浮かべて


夏だったね

微笑みに変わって


夏だったね

夏だったね

夏だったね


夏の日々を振り返る


夏だったね




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― 新着の感想 ―
[一言] 自分は詩を書くのが全然ダメなのでいい感じです。
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