表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
巻き込まれ異世界召喚、なぜか俺だけ竜皇女の推しになった  作者: ノラクラ
第一部 王国に召喚された魂約者

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/79

29.魂約者のステータス、ついに判明!チート級の皇女様!?

「大変お騒がせしました。ユウト様、シア様」


落ち込んでいたセリィが、ようやく顔を上げて戻ってきた。

俺とシアが【思考伝達】の練習がてら雑談をしているうちに少し元気を取り戻したらしい。


恥ずかしそうにこちらへ歩み寄り、ぺこりと頭を下げる。


どうやら、俺たちだけのときは“シア”と愛称で呼ぶことにしたようだ。

呼ばれた本人はというと、嬉しそうに頬を緩めている。


「さて、話がだいぶ脱線しちゃったけど……続けるの?」

「もちろん!」


即答で返すシア。

俺としては、ここで終わりにしたかったんだけどな。


≪さすがに恥ずかしいんだよなぁ……≫


そう思っていた矢先、シアが胸を張って言い放った。


「セリィだけズルいもん! 私もユウトに見てほしい!」


……強い。

このままじゃ逃げられない。


「一応言うけど、何が見えても怒らないでね?」

「うん! むしろ私のことをもっと知ってもらえるチャンスだよ!」

「皇女様だよね?」


普通は恥ずかしがる状況なのに、むしろ“見て見て!”な姿勢だ。

……立場的に、それ本当に大丈夫なのか?


「シア様は、ユウト様に少しでも振り向いてほしいだけなので、遠慮する必要はありませんよ!」


と、セリィが励ましてくれるのだけど……。


≪うん……君ってシアの専属メイドだよね?≫


と苦笑いする。


シアはそんなセリィの言葉に一瞬顔を真っ赤にするが、

すぐに首を振って――ドントコイと両手を広げた。


俺はもうどうにでもなれと、シアに向けて【竜眼】を発動する。


視界に光の粒子が集まり、淡く揺らめきながら文字へと形を変えていく。



――鑑定結果――


測定不能


――。



「「……」」


俺とシアは顔を見合わせ、数回瞬きをした。


「鑑定を失敗するとこうなるんだね」


初めての表示に、あっけにとられたというか――やっぱりな、というか。

不思議と納得している自分がいた。


そんな俺の言葉に、セリィも「やはりそうでしたか……」と頷き、

俺たちは顔を見合わせて小さく苦笑する。


……が、一人だけ違った。


「なんでぇーー!?」


机を叩き、椅子ごと沈む勢いでシアが絶叫した。


どうやら彼女の頭の中に、


――竜眼の使用を確認。妨害しました。使用者:ユウト・キリシマ


というメッセージが出たらしい。

まるでゲームの警告内容みたいだと思ったが、今はそれどころじゃない。


「妨害なんてしてないのに! 私が見てほしかったのにぃ! 私のバカー!」


そう叫んだあと、机に突っ伏して“の”の字を書き始めた。


≪リアルでこんな行動する人、初めて見た≫


俺とセリィは顔を見合わせて、苦笑しながらシアの近くにしゃがんで慰める。


「まあ、俺がもっと強くなって見られるように頑張るからさ。そんな落ち込むなよ!」

「そうですよ! ユウト様ならすぐに……たぶん……い、いつか……?」

「そこは言いきってくれよ、セリィ……」


あいまいな励ましにツッコんでいると、

シアがガバッと顔を上げ、勢いよく身を乗り出した。


「ユウト! 手を繋いで!」

「ど、どうしたんだよ!?」


突然顔を近づけられて、思わずドキッとする。

瑠璃色の瞳の奥に、顔を真っ赤に染めた自分が映りこんでいた。


「私の中にユウトの力を流してもらって、調べてもらうの!」

「シアのステータスを!?」

「うん!」


力強く頷いたシアは、胸を張って言った。


「ユウトの竜力を私に流して同調するの! やり方はお姉さまのを見たから大丈夫!」


なるほど――初日にヴェルミナさんがやっていた検査を、今度はシアがやるらしい。

だが、聞けば聞くほど不安しかない。


「簡単にできることなのか?」

「いえ……魔力を他人の体に通すのは難しいはずです。

 おそらく同じことができるのは、ヴェルミナ様を含めてもごく少数かと……」


俺の問いにセリィが答える。

どうやら彼女も、詳しい方法は知らないらしい。


「シア様は普段ヴェルミナ様と行動を共にすることが多いので、何度か経験が?」


尊敬の眼差しを向けるセリィだったが――


「え? 私、お姉さまがユウトに使った時しか見たことないよ?」


その一言で、空気が固まった。もちろん俺も。


「え~とシアさん……?」

「大丈夫! 今回はユウトの竜力を私に流すだけだから!」


と、満面の笑みで言い切る。


「それに、もともと私の竜力だから操作も簡単だと思うの!」


……確かに理屈の上ではわかる。


今の俺の中を流れている力のすべてがシアのものだ。

もともと俺自身の魔力は存在しない――つまり、彼女の考えは正しい。


一応セリィに視線を向けてみると、

彼女も「それなら大丈夫そうですが……」と頷いた。

少し不安げではあるが、反対する様子はない。


……どうやらシアは、それほどまでに俺に自分を知ってほしいらしい。


≪いつもシアに助けられてばかりだし、セリィもいる。何かあっても大丈夫だろ≫


セリィは俺の考えを読んだように微笑み、

「なにかあればすぐにヴェルミナ様へ連絡します」と言ってくれた。


≪どうしよう、フラグ感が半端じゃないんだけど……≫


胸の奥に不安が残るものの、

シアのきらきらした瞳を前にしたら、もう断れるわけがない。


「じゃあユウト、私の手を握って!」


シアと俺はソファに向き合って座り、お互いの両手を繋いだ。


細くて柔らかい指先が、俺の手を包み込んだ。その瞬間、心臓の鼓動が跳ね上がった。


あたたかくて、優しく――少し力を入れたら壊れてしまいそうなのにどこか力強い。

そんな不思議な感覚だ。


シアが目を閉じ、静かに呼吸を整える。

それに合わせて、俺もそっとまぶたを閉じた。


≪お? 温かい……これがシアの魔力か? ……いや、何か……混ざってる?≫


身体の奥に、重たく、それでいて穏やかな“流れ”が俺の中の“流れ”と結びついていく。

それは魔力とは違う、もっと根源的な力――


≪これ、シアの竜力だ≫


どうやらシアは、自分の竜力を俺の竜力に結び付け、魔力で補助しながら自分の中に招き入れようとしているらしい。

俺がその感覚に逆らわずにいると、やがて一本の流れとなり、彼女の中へと導かれていく。


≪……なるほど。これなら確かに簡単そうだ≫


そう思った瞬間――スゥっと力が抜けていく。

音が遠のき、世界が柔らかな闇に包まれていく気がする。


そうして俺の意識は闇に沈んで行き、脳裏に彼女のステータスが静かに浮かび上がった。



――――


名前:シンシア・ヴァルゼリオン

種族: 竜族

性別: 女性

年齢: 178歳

所属: ヴァルゼリオン竜皇国

身分: ヴァルゼリオン家 次女(皇族)/ 第二皇女


身長:163cm

体重:49kg


B:94 (H) / W:58 / H:88


状態:親愛(98/100%)/ 興奮(95/100%)/ 多重封印(十種)


好感度(100%)/ 敵対心(0%)


魔力量: 測定不能(封印干渉)

竜力量: 測定不能(封印干渉)

魔力適性: 光 / 闇 / 風 / 雷 / 水 / 火 / 地


──────────────────────


〔通常スキル〕

<戦闘スキル>【封印】

武術Lv7 / 魔闘法Lv6 / 武器術Lv7 / 魔術Lv8 / 竜術Lv8

投的Lv6 / 多重障壁Lv9 / 貫通Lv7 / 浸透Lv7


<機動・補助スキル>

立体駆動Lv8 / 疾走Lv7 / 潜水Lv5 / 遊泳Lv7 / 縮地Lv7

転移Lv7 / 付与魔術Lv7 / 治癒魔術Lv7 / 結界魔術Lv7

万能感知Lv7 / 天駆Lv7 / 並列思考Lv9


<知識・技術スキル>

薬学Lv10 / 魔力操作Lv7 / 偽装Lv8 / 思考超加速Lv7

錬金術Lv9 / アイテムボックスLv7


──────────────────────


〔竜族系スキル〕

天竜燐Lv8(属性耐性・状態異常耐性・鉄壁・干渉耐性)

天竜力Lv7【封印】(魔力特効・スキル強化・身体強化・耐性強化・竜装具現化・???・???・???)

天竜眼Lv4(???・???・鑑定・看破・???・魔力視・???)

完全竜化Lv-(全ステータス強化・全スキル強化・竜力強化・超速再生・部分竜化)

超速回復Lv5(体力回復速度上昇・竜力回復速度上昇・状態異常回復速度上昇)

???【封印】(威圧・???・精神支配・???・鼓舞・???)



──────────────────────


〔魂約スキル:悠斗(制限)〕

竜力供給 / 思考伝達


──────────────────────



〔固有スキル〕

???の魔眼???【封印】(詳細不明)

???Lv-【重複封印】(詳細不明)



──────────────────────


〔特殊スキル〕

超感覚Lv8(気配感知・直感・魔力感知・危機感知)

???【封印】(詳細不明)

???【封印】(詳細不明)

???【封印】(詳細不明)

???【封印】(詳細不明)

???【封印】(詳細不明)


──────────────────────


〔加護〕


???



――――。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ