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MY song

ラブレター。

作者: caem


 初めて書こうと 手にした便箋(びんせん)


 握り締めたペン先が さ迷い くるくる廻す悪い癖


 いきなり 「好きです」って無い気がするし


 だからといって 「はじめまして」でもない


 いつも すれ違う度に 気になって


 たまに見掛けても 声に出せない


 勇気とか云々で 地味に圧し殺す 冷たい壁に寄り添って


 書き(したた)め 厳重に封を凝らした 分厚い封筒は


 胸ポケットのなかで 来る日を見ずに じくじく湿る


 赤く四角いあの口に 放り込めば届くのかな?


 受付嬢の 彼女の元へと―― 涙目で


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